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2019年02月20日23:52

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ポタリストの記録・【晩冬の北多摩地区・その3】

■交通量の激しい所沢タウンから閑静な柳瀬川へ■

 ファルマン通りという複雑な変形の交差点から所沢川越線(6号)を新座方面に向かうことする。存外交通量の多い通りだ。しかもバス通りとなっている。路面情報に注意して走れば走って走れない事はないが、正直使いたくないなと思った。トラックもバスも通る為、路面が良くない。

 普段自転車では歩行者信号は使わずにクルマの信号に従っているが、ここはクルマの信号を使うとバス、トラック、ダンプカーが抜けずに流れを悪くするだけでなく、これらのクルマに追いまくられることになる。交通の妨げになる恐れと安全を考慮して、歩行者信号でゆっくりと渡り、タイミングをズラした。何れは追いつかれるが、その前に出来るだけ早く広いところに出てやり過ごして貰う積りである。西武線のオーバーパスをクリアすると少しずつ道が広くなる。そこでやり過ごして貰えるだけのスペースが取れた。

 私見だが、自転車は勿論無免許でも乗れるものの、原付以上の免許があると様々な視点から交通を俯瞰することが出来ると思う。

 愛宕山交差点で6号と分かれ、小金井街道に。分岐にお地蔵さんがあるのがかわいい。自転車は軽車両である以上、クルマの信号に従うのが基本で、歩行者・自転車信号は例外的だが、この狭い道ではクルマの方も気を遣うだろうということで、愛宕山交差点では押しボタンを押して自転車を押し、自転車から降りて歩行者として横断。小金井街道を走る。所詮クロスバイクだから直ぐに追いつかれるだろうが、わざとタイミングをズラした。これがお互いの為だと考えた。

 JR武蔵野線のアンダーパスでは今回の最高時速を出した。道そのものは所沢川越線よりはだいぶ広くなった。とはいえ、幾つかの場所ではダンプカーが進めないところがあった。私の後方ならば誘導してあげても良かったのだが、私は生憎真後ろだったので、それも出来ない。柳瀬川交差点の先の川を渡ると東京都だ。その手前で電柱と対向車をかわせないダンプがいたので、住宅地を縫った。

 方角さえ正しければ川に出るはず・・・と思ったが、なかなか出ない。乳母車を押していた清楚で優しそうな若いママさんにお聞きした。方角は合っていて、もう少し先だと言われた。かわいい坊やが乳母車からいたずらっぽく顔を出してにっこり。ママさんにそっくり。

 ちょっぴりほのぼのとして向かうことにした。

 彼女の説明通り場所に出た。ありがたいことである。冬なので水は少ないが、のびやかでノンビリとした川である。川を渡ると東京都。今いるところが所沢市。先ずは所沢市に側から川沿いに北上したが、その先はダートだった。ちょっと私のクロスバイクのタイヤでは無理。ということで、路面状態が良い南岸から向かう。ここ清瀬市中里あたりだろうか。バードウオッチングをしている人がいたので、なるべく漕がずにその前を通過。緑は濃くなっていく。
 
 このようなところが東京都にあったのかと思うほどだ。これで水を湛えていたら更に美しかっただろうが。長靴があれば私でも渡れそうなほどだった。北上するにつれて川幅が増して来る。池は周囲を森などに囲まれていてもおかしくないはずだが、対岸は長閑な畑ばかり。

 対岸は所沢市だが、軽トラック、軽自動車やコンパクトカーが縦列に停車しているが、工事車両でもなさそう。目立つものはそれだけだ。

 川沿いの広い道が終わり、T字路に東京都としては珍しくデイリーヤマザキがある。転勤でいた山梨では寧ろ焼き立てのパン屋は街に一軒あれば良い方だから(当時)、それなりの需要があるが、まさか清瀬市にあるとは意外だった。

 そろそろ池に着いても良い頃のはずだが、まだ北なのか。

 T字路と言いながら、細道があった。軽自動車同士ならば何とかすれ違いも出来る程度の広さである。そこを更に北上する。隣は清瀬市のゴミ処理施設。本当にここで良いのだろうか・・・。

 直に鉄道の高架橋が見えて来た。来た電車は赤系のオレンジのライン。バーミリオンオレンジのライン、JR武蔵野線である。そこを潜る。道はダ―トに。ますます路面は芳しくない。更に進むと今度は高速道路が見えて来た。関越自動車道だ。最早県境ではないか。

 そんな、あり得ない・・・。幾ら何でも行き過ぎではないか。

 そう思って引き返すことにした。どう考えても私の下調べ不足だが、スマホは持っていない。時間も12時を回った。そろそろ食事をしても良いかなと思う。尤も池の探索を諦めて土手から降りて右に進めば方角的にはいずれ志木街道に行くはずだ。そこに行けばロードサイドに食事を摂れるところはたくさんあるはず。が、先ほどのデイリーヤマザキで地図を立ち読みし、パンでも買って土手で食事としても良いではないか。そう考えた。

 最後までご覧頂き、ありがとうございました。次回は漸く目的地です。

 (続く)

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