mixiユーザー(id:52013297)

2018年12月31日09:09

123 view

今年もありがとうございました

フォト

フォト

フォト

昨日、神田明神の大祓の儀も済ませて、心身ともに清浄になり、新年を迎えることが出来ました。
これも日本人ならではのこと、無くならないで欲しい行事です。
無くなったといえば、最近めっきりお目にかかれないものに、霜柱があります。
寒い朝、小学校へ通う道でサクサクと踏んで歩いたものです。
今はどの道も舗装されて、土道がなくなってしまい、霜柱も見られなくなりました。

実はシモバシラという植物があるのです。
シソ科の植物で秋に咲く花は、純白の小さな花がいっぱい集まって咲きます。
よく見ると、雄しべと雌しべが長く伸び、これが霜柱に似ているのからそう呼ばれるのか、と思ったらそうではないのです。
このシモバシラは、冬になると地上に出ている部分は枯れてしまいます。
それでもまだ根は生きていて水を吸い上げます。
その水が根元で凍って、氷の柱を作るのです。
他の植物にも同じような霜柱が出来ますが、このシモバシラが特に見事な霜柱が出来るので、シモバシラと呼ばれるようになったそうです。
その霜柱は花に例えられるほど美しいのですが、この植物をシモバシラと名付けた昔の人の眼差しに感心します。
1番寒いこの時期を「新春」と名付けた昔の人の眼差しと同じように。
近所の薬師池公園でも、シモバシラの霜柱が観れるとネットニュースで読みました。
今年の終わりに、古の想い花を探しにちょっと散歩でもして来ようかと思っています。

皆さんも、よいお歳をお迎え下さい。




23 8

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する