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2018年12月02日21:10

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フィリップス・コレクション

英文の展覧会名は『A Modern Vision』ですが
フライヤーでは『全員巨匠!』がキャッチフレーズ。
本当、たしかに。



〜全員巨匠!〜
フィリップスコレクション展
@三菱一号館美術館
フォト



100年前に創立されたワシントンにある私立美術館から、近代美術75点の来日です。

64作品の画像は特設サイトでまとめて見ることができます。

となると、展覧会に足を運ぶ理由は何かしら、やはりサイズ感かな?
時間がないので作品解説を事前によく読んでから行きました。


三菱一号館美術館はジョサイア・コンドルが設計した赤レンガの建物の復元です。

細かい部屋割りと当時の面影を残す暖炉や木の床が
個人コレクションの展示にはぴったり。

最初の展示室から

モネ
ドラクロワ
ドーミエ
クールベ
シスレー
シャルダン

という並びに一気に気持ちがあがりました。


続く部屋でも


クールベ
コンスタブル
ドーミエ
ボナール
モリゾ…

必ずしもその画家らしいテーマの作品が選ばれた訳ではないことは

ゴーギャンが《ハム》だったりすることでもわかります。
事実、キャサリンドライヤーのコレクションをデュシャンの仲介で受け継ぐ際にも 
全て受け入れるのではなく17点を選んだとかで
専門家のアドバイスに加えて個人的な好みを通したのかなという気がしました。

個人的にひかれたのは
(今回はポストカードの種類が多く、好きな作品のものもありました!)

◆ゴッホ《アルルの公園の入り口》(1888)
フォト


2点でていたゴッホではもうひとつの《道路工夫》の方が評価が高いようですが。

そして
◆ニコラ・ド・スタール《北》(1949)
フォト


これは予習段階ではノーチェックでしたがやられました。
淡い色ながらうねるように盛り上がる絵の具、小品ながらなんという強さ。

コンスタブルの《スタウア河畔》ものっぺりとした画像と大きく違っていて。

やはり本物はいいな、来てよかった、と改めて。


2月11日まで。
https://mimt.jp/pc/

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