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2018年07月29日23:31

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競合は同業から異業種へ【ダークホース・ニューデイズの躍進】

■すでに生ビール販売しているニューデイズ、セブンの中止騒動に便乗し「販売強化」の強かさ
(Business Journal - 07月29日 00:02)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=175&from=diary&id=5220757

 一見この話は同業者同士の競合に見えるが、現実にはJR東のキオスクであり、コンビニではない。

 今までキオスクは鉄道というポジションとそれほど深く連携して来なかったが、鉄道の駅という一等地である利便性と優位性に気づいた結果、コンビニ業界のトップのセブンが思わぬ「ダークホース」に足元をすくわれている。

 ターミナル駅や特急の停車駅ともなれば、アルコール飲料の販売は市民権を得ている。車内販売よりもこちらの方がずっとお安い。

 この度、アルコール飲料の話だが、他のおにぎり、サンドウィッチなどにも言える。コンビニ各社は幅広い二―ズに応えるべく、108円のおにぎりといった廉価な食品を提供して来たが、ここへ来て、150〜180円の「高級オニギリ」、焼き立てパン、耳付きのサンドウィッチといった従来のコンビニでは手に入らないものまで手を伸ばしている。
一回の食品の量が少ないが、比較的可処分所得率が高い中高年には受けが良いようだ。

 コンビニのこうした動きに割を食ったのはそれまで廉価な食品を提供して来た、町の業務用の食材工場だ。

 ニューデイズでおにぎりを購入されたら、見て頂きたい。東京近郊の場合、サンデリカと書かれていると思う。同社はそれまでFM、セブンなどに提供して来たが、コンビニがちょい上の食品を出すことで、生産ラインが余ったのだろう。

 それに目をつけたのがニューデイズである。

 コンビニの廉価版とはいえ、弁当、おにぎり、サンドウィッチの生産ラインを得た以上、格段に食品は良くなった。以前であれば、駅弁ファンの私からすれば、キオスクのおにぎりやサンドウィッチなんぞ、食べられたものではなかった。小腹に押し込んでおく程度の代物だったのだが。

 少なくとも、現状では駅というところで買うんだから、味が今一つなのは仕方ないでしょう、というレベルでは無くなった。これはかなり大きい。お酒のメーカーが放っておくはずがないだろう。

 今から25年前はGMS(総合品ぞろえ小売店)の時代だった。しかしGMSは少子高齢化に伴う一世帯あたりの家族人数の変化についていけず、コンビニに飲みこまれたが、コンビニもまた、異業種の手ごわい競合の出現で決してラクな戦いをしている訳ではないようである。

 
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