本格的な夏に入ってきた

このところずっと25度以上を記録して30度に近づいている。　オランダとしては本格的な夏だ。　昼前に起きたのは指三本分ほど開けてある西向きバルコニーのドアと窓から暑さが入り込みそれで目が覚め、それから朝昼兼用のトーストとミルクティーを摂りPCの前に坐りカタカタとキーボードを叩いて過ごしたのだが流石3時ごろから陽が傾きだして部屋に陽が入るのでブラインドを下ろし晩飯の買い物に自転車でスーパーまで出かけ、生鮮食料品のところでは冷房を感じホッとして暫し涼んだ。　この何日かの空気と今日のが違うのはあたり全体が暖かいことだ。　日陰に入れば途端に涼しくなるのが北ヨーロッパの夏のいいところなのだがそれも今は生温くなってきている。　濠端をぼんやりと自転車を漕いでいると子供たちももう夏休みに入っているのかやたらとあちこちで水に入りはしゃいでいるのが眺められる。　そしてこれまでは子供たちが多かったけれど今日は多くの大人たちも水に入っているからこれも陽気の影響に違いない。

夕食はこの2週間ほど裏庭のガーデン・テーブルで摂っているのだがさすがの陽射しと暑さから昨日から形見分けで譲り受けた岳父の大きなパラソルを広げてその陰で喰っている。　昨日は涼しいと思ったけれど今日は空気の生温さがまとわりつくのは空気中の湿度が高いからなのだろうか。　この2週間ほど雨がないから二日ごとに庭に散水している。　そして天気予報ではこれから一週間も雨はないようだ。

夕食後9時から10時までのジジイ組フィットネスジムに出かけた。　行き始めてもう何年になるのだろうか。　5年にはなっているだろうか。始まるまでの着替えのロッカールームで昨日のサッカー世界大会決勝のことが話になってスケベオヤジたちの一致した意見、あのクロアチアの大統領はいい女だな、あれは政治力と言うより美人コンテストで選ばれたんだな、バルカンの国ではそういうこともあるだろうよ、昔ポルノ女優がイタリアの国会議員になったのとおなじだ、それにしてもあの表彰式の時の豪雨の中、各国の大統領たちがずぶぬれで雨の中をそれぞれの選手たちをハグして国威高揚と人気取りに一生懸命だったのにプーチンだけだぜ収まって傘をかけられてたのは、といような具合だ。

腹を下して昨日一日安静にしていた。　下から二階に上がるのに下腹に力が入らず腹筋まで少し痛んだのでトレーニングのやりすぎかと心配したが今日のジムは背筋と腹筋を重点にしていたけれど別段問題がなく肘で体を斜めに支える腹筋の運動では10人の中でトップだった。　1分半ほどだったかもしれない。　それは毎週二回ジムの後自宅で宿題にしている運動でもあり、毎回1分間を３０秒の休憩を挟んで3回、そのあと4分を一回やっているので今日の1分半は何ともない。　何年か前に12人でどれだけやれるかやってみて自分ともう一人は6分やってストップがかかった。　今なら必死のパッチでやって7分は行けるかもしれない。　体力的に見て不思議なことだがこういう筋力は50代の中頃より強くなっているかもしれない。　いつ何時癌が戻ってきても不思議ではないが今のところ癌と体力には関係がないのかもしれない。　それともある程度の癌が蔓延ってくれば筋力・体力に影響があるのだろうがそれもそのうち分かることだ。