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2018年07月08日12:17

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今日はいいことが二つあった、いや、それ以上かな



2018年 7月 7日 (金) 快晴 気温27度

先日この3年ほど見つからなかった自分の本が突然旧職場の天井から見つかったことをここに記した。 その時は種分けをして、欲しい半分ほどを15ほどの箱に纏めてそこに残し、後日取りにくると言い残して帰宅した。 その後自分の元住処であった、今ではガラクタ部屋となっている屋根裏部屋に収めるしかないとスペースを算段し、やっと今日引き取りに行こうと決めて職場のコンシェージェに電話連絡して1時半から30分ほど屋根裏部屋の鍵を開けておいてくれるよう按配した。 それと建物の中を4つ5つの箱を乗せて運ぶ運搬車の手配も忘れなかった。 書籍や物を職場の自室から自宅に引っ越しをしたのは3年前だが規模は今回の方が大きいしもっと力仕事になる。 肝は仕事場の屋根裏部屋から二階まで一箱15キロほどの箱を一つづつ抱えて15個も階段を伝って下ろしてこなければならないことだ。 70近い老人のすることではない。 それをトヨタの Yaris、日本ではヴィッツと呼ばれる小型車に押し込み一度で家までもってこられるかどうか、また帰宅してもそれを今度は狭い階段を3階のガラクタ部屋まで一つ一つ持って上がれるかというのが心配でもあった。

前回旧職場の大きな屋根裏部屋の奥から入口のドアから4,5mの近いところに箱を持ってきてあった。 それを30分でドアのそとの踊り場まで出せばあとはゆっくりやればいいものの建物の前は駐車禁止である。 自分の経験上このあたりを一日に一度は交通警官が巡回していることは皆承知であるから停車中は三角の赤いボタンを押してランプをチカチカ点滅させておく。 ハイブリッド車のバッテリーをそうやって1時間ほど持たせられるかどうかそれが気になってできるだけ早く片付けようとあせる。 手始めに小さめのものから一つづつ順番に4つ5つ階段を伝ってソロソロと降り手押し運搬車で長い廊下を運びエレベーターに乗せて建物の入り口に来て車の後部荷物入れに収めようとしたが3つしか入らない。 それまで20年ほどステーションワゴンに乗っていたからこの狭さには参った。 結局1時間ほどかかって全身汗まみれになりながら全て車に押し込んで助手席にも足の置く場所にも一つ座席に3つ積み傾いた箱を片手で押さえながらソロソロと走った。 後部座席にも箱が山積みになってバックミラーは使えなかった。 

オランダの古い家の螺旋階段の狭さはよく知られているが一つ一つ重い箱を抱えて上るのは骨だった。 ことにあるところから体を捻って持ち上げなければならないところが危険でさえある。 もし持ちこたえられなく落ちた場合は確実に骨の一本や二本は折れることになるから自分の歳では致命的でさえありうるから流れる汗の中に冷や汗も多少は混ざっていたのかもしれない。 けれど何とか全て一度で運べてガラクタ部屋に収まったのを確認した時には自分でもよくやったものだと安心する前に感心さえした。

一年前の体力ゼロからこの半年毎週二回筋トレをジムでやってきたからできたことだと思った。 今日この作業を本当は昨日やりたかったものが疲れの残ったフィットネス後にするのを控えていた。 重い箱を上げ下げ階段を登ったり下りたりするときには呼吸はジムで筋トレをするようにしてやった。 腕と腹の筋肉がなければとてもできるものではない。 だから今日の引っ越しは筋トレの続きだったのだ。 トレーニングのおかげで筋肉痛は一切なかった。

夕食後家人が風呂をたてた。 汗でべとついていたのでバスタブに寝そべってラジオの音楽やニュースをのんびり聴くのが気持ちよかった。 そして嬉しかったのがラジオのリモートコントロールでFM局をさがしているとBBCワールドサービスが出てきたことだ。 キッチンの DENON のステレオセットではアンテナが弱く入らないものがここでははっきりと入る。 何年か前までずっと風呂の中でBBCワールドサービスを中波で聴いていたものがデジタル化してインターネットでは聴けるけれど中波から撤退してしまい風呂のラジオでは聴くことができなく残念に思っていたしそのこともここに書いた記憶がある。 オランダの公共電波管理局のFM波の中にBBCワールドサービスが入れられたということだ。 これでまた冬の風呂の愉しみが増える。

風呂から上がり冷たいアルコール入りのレモネードを飲みながら涼んだ。 今日は計画していたことがすんなりその通りに片付いて嬉しく、また肉体的な充実感があった。 体力は手術前よりあるのを今日の作業で確認した。 同じことを2年前にやっていたら途中で挫折していたことは間違いない。 腹筋と腕力それに脚力だ。 3年前の春、プロヴァンスを13キロのリュックを背負い10日で130kmほど歩いた体力は戻っていると思う。 けれど昨日バカンスに出かけている息子が友達5人を連れてオーストリア・アルプスの2800mほどのところにある山小屋から電話で伝えてきたように、膝まで積もった新雪をラッセルしてやっとのことで無人の山小屋にたどり着いたというようなことは出来ないしもうそんなことをやるつもりもない。 そうなればなんとかの冷や水になって時々ニュースで伝えられるようなことになりかねないからだ。

久しぶりに屋根裏部屋の窓から西の空の写真を撮った。 午後10時50分だった。 夏至からもう15日も経っているから少しは日が短くなってきているようだ。 1週間ほど前までは10時半でも庭で新聞が読めたものがいまでは西空には茜色がまだ少し残っているけれど庭はもう沈み込んで暗い。
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