mixiユーザー(id:2391655)

2017年08月16日15:53

93 view

浜風のつぶやき2017〜12〜あと一本

優勝候補の作新学院を1回戦で破った盛岡大付、今日の先発は2安打1失点に押さえ込んだ平松君ではなくサウスポーの三浦君。左打者が主軸を占める松商学園に対する戦術だったのだろう。

対する松商学園はその三浦君に対してチャンスを作る。4回まで毎回安打で得点圏に走者を進め、5回も先頭打者が至急で出るがあと1本が出ない。

左打者の内角を突く三浦君の強気な等級に詰まったゴロや力のない飛球に打ち取られてしまう。

松商学園の先発は青柳君。スライダーを武器に打たれてとるタイプだが、残念なことにそのスライダーの制球が定まらない。盛岡大付の選手は基本的にこのスライダーには手を出さないということが徹底されていたこともあるが・・・・

盛岡大付は2回に先頭打者が安打で出るも牽制球に刺されあっさり2死となるが、至急とポテンヒットで1・3塁とすると林君がきれいに左前に流し打って先制。さらに4回には1死3塁からワイルドピッテイでさらに1点を追加した。

しかし、松商のエース青柳君も調子を取り戻し5回、6回には三者凡退にとる。そして6回裏には松商の4番藤井君が豪快にレフトスタンドの放り込み1点差、さらに2死後、笠原君が2塁打で続く。

またしても1本出ればという場面での凡退のあと、勝負の分かれ目がやってくる。

結局本塁打での1点止まりの松商はこのあと失点するのだ。5回と6回で3つの三振を奪って立ち直ったかに見えた青柳君。7回も先頭打者を三振にとる。しかし、ここで盛岡は勝負に出るのだ。

好投していた三浦君に代打を送った。これがはまった。代打の菜花君は内野安打。そして俊足の選手を代走に送り、1番に返って連続2塁打で2点を追加した。

ここで松商の青柳君は降板した。この交代が松商の流れを断ち切ったように思えた。盛岡の交代は点を取りに行くための代打による交代だ。しかもそれは追加点に結びついている。一方松商の交代は打たれてのもの。しかし、試合中盤から青柳君は立ち直っていた。

松商は直江君、盛岡は作新学院戦で完投した平松君がマウンドに上がって終盤を迎える。

松商は7回8回と1点ずつを返すが、盛岡も8回9回と1点ずつ追加して結局6−3で盛岡大付の3回戦進出が決まった。

ボクは監督の采配を批判するつもりはまったくないが、それでも青柳君の降板がなんとも残念である。序盤はスライダーのコントロールが悪く見極められた。しかし中盤からはそのスライダーで三振もとった。盛岡の投手に代えての代打が安打を放ち足の早い代走が送られて時にタイムは取れなかったのだろうか。

1死1塁ではあるが盛岡がここで勝負にきていることは明らかだ。一息入れていればまた違った展開になったかもしれない。

青柳君は決して力負けではなかった。序盤の展開ひとつで変わったかもしれない。だが、盛岡の集中打は見事だった。

ここで1本・・・・・

でたか、でなかったか・・・・

それだけである。



2017年8月16日 第99回全国高校野球 2回戦(於 阪神甲子園球場)
盛岡大付
010 100 211 = 6
000 001 110 = 3
松商学園
1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2017年08月>
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031