大迫、半端ねぇ・・・
その大迫は2階席まで観客が入った鹿島スタジアムを見てどう思っただろう。
日韓大会において4万人収容に改装された鹿島スタジアム。そのスタジアムの建設にあたって募集された寄付をしたためにその壁にボクの名前がある。
その鹿島スタジアムが埋まった。2階席はJリーグではほとんど開放されず、またされたとしてもいつもほんのまばらな観客が、この日は満席とは言わないがそれでも普段は見られないほどの鹿島スタジアムだった。
そこで大迫は輝いた。今まで一番コールを決めたスタジアムだ。鹿島サポのボクはユニフォームが違えど彼がこの地で躍動するのは大きな喜びだった。
先制点、追加点、ともに大迫が挙げた。1点目は本田を差し置いて頭で決め、2点目はクロスを受けた中央で相手をかわして決めた。
もちろんゴールは一番目立つ。大迫は素晴らしいストライカーだ。だが、にわか仕立ての代表でいきなりこれだけの実績を残せるのには理由は2つある。
相手がとてつもなく弱いか、チームが一気に完成されたか・・・
ボクはこの2つがうまく機能したと思う。
まず、はっきり言って今日のオマーンは弱かった。まず、これがたぶん一番大きい。シュートは日本の21に対して6・・・
ほとんど守備的な対応で攻撃の意志はほとんど見えなかった。だから、日本はやりたい放題だったのは仕方がない。
だが、大迫のゴールはどちらも簡単なものではなかった。それをあっさり決めるのは彼本来の感性とともに清武との相性の良さがあるように思えた。
問題はここだ。このコンビの完成形に本田や香川がそこに割って入るのだろうか、そこはハリルに決定権があるが・・・・
3点目の浅野のPK獲得は本当にもらいだった。あのファウルがなければ得点だったとはいくら何でも言い難い。普通なら流しだろう。それでも、そこで得たPKを浅野ではなく清武が申し出て決めた。
最後は小林がフリーからのミドルシュートを叩き込んで4−0とした。
絶対に負けられない戦いではない。だが、この試合でできたイメージと監督の構想が一致したのか。
そのすべては次のサウジアラビア戦で明らかになる。
それこそが絶対に負けられない戦いである。
そして明日のスポーツ紙に踊る専門家のコメントはどうだろう・・・
2016年11月11日 キリンチャレンジアップ2016(於 鹿島サッカースタジアム)
日本4−0オマーン(大迫2、清武、小林)
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