表題のナターシャは一般的にロシアの美しい女性を連想させるのだが、この名前に興味を持って覗きに来られた方は残念でしたぁ
ここでいうナターシャとは.....蓮田はRBKでベトナム炭の替わりに導入された無煙炭のロシア炭のように、燃焼してカロリー分の熱は放出するものの「燃焼しても形が頑固に崩れず火床だけが上がってしまって使いにくい」という石炭の事を表すのであった
さて、なぜここでナターシャという表題なのかというと、きょうはJetcityは仕事がお休みだったのでテンダーと共に裾野のJGRにて前回確保した夕張炭(ズリ炭)の燃焼試験を行った結果がまさしくナターシャだったからなのであった
左の写真は夕張から持ち帰った手のひらサイズの石炭をタガネ
で丁度良い大きさに揃えているところの画なのだが、石みたいにかなり固く、割りながら......これは石だよなぁ〜燃えないかも......とすこし不安になりながらも粒を揃えているところなのだが、石にしては黒色が濃いし......
まん中の写真は手のひらサイズの石炭を砕いた夕張炭(ズリ炭)なのだが、きれいな層をなしている
焚いてみるとかなりクセがあり、燃焼はするのだがカロリーがかなり低くなってしまっているようで石炭の中心部まで燃えるのにかなりの時間がかかるとともに、頑固に形を変えないので1/8.4の蒸気機関車では手に負えそうもない
.....が、石ではなかった
今回はボイラー内での燃焼状態を確認する事が目的のために運行は行っていないので「蒸気を駆動力として利用していない」という事が前提での結果である
さてそれでは大きな塊はどうかというと、割ってみると手のひらサイズのものと違って割れ口が僅かに銀色?に光っているとともに質量が少し軽い感じ
さっそく焚いてみたところ右の写真のように少し多めの煙が出るとともに、匂いは微香性で熱量も豊富で良い感じ
.....しかしこれもロストルの上で頑固に形を変えない
そして煙が出なくなってからも高い発熱は続いているようで、少量のブロワーを掛け続けていれば圧の下がりが無く、バランスの良いところを探しさえすればよい感じなのだが、運行をしながら形を崩さないオレンジ色に光り輝く石炭の様子を観察しつつ次の投炭をいつ行うかを判断するのは水の補給と相まってかなりの経験を積まなくてはならないので.....ちょっと無理だなぁ
夕張炭には一般炭とコークスの基となる原料炭が有るそうなので、今回の石炭は頑固に形を崩さないので原料炭だったのかもしれない
んん〜勉強になったJetcityなのであった
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