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2015年06月05日16:09

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木村仮説を裏づける結果

■「地震の目」で比較的大きな地震の発生


 関連のニュース:北海道・釧路で震度5弱 気象庁、余震への注意呼びかけ
(朝日新聞デジタル - 06月04日 05:25)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=3449183

 全国の火山周辺で地殻活動と地震活動が活発化している。去年は火山の警戒度が1にも入って居なかったはずの御嶽山で大噴火があり、多数の人達が亡くなったし、今春の行楽シーズンを目前にして、箱根山周辺で地震が観測されているし、5月の後半には鹿児島県の口永良部島で大噴火。1991年以来初めて警戒度5を示し、全住民が避難。現在も避難生活を余儀なくされている。

 地震と火山の噴火はどちらもプレートの移動によって起きる。地震が起きるメカニズムについては中学の理科、地学の話だからわざわざ取りあげるまでもないが、火山については、火山の火口の下にマグマが溜っていて、「マグマ溜り」がある。プレートが移動してマグマ溜りが押されると、マグマ溜りが縮まってマグマが火口から溢れ、露出する。これが噴火である。

 だから地震が起きるということは、噴火が起きやすいということでもある。逆も同じ。噴火が起きたら、地震が起きやすくなっていると考えて間違いない。

 東日本大震災という巨大地震が起きた後、日本の地下のプレートは激しく動いている。昨今の火山活動はプレート活動による圧力が周辺の火山に及んでいると見て良い。

■木村仮説「地震の目」で見えてくるもの

 琉球大名誉教授・木村政昭氏はまだ警戒度が1にも入って居なかった2013年の時点で、「東日本大震災によって御嶽山の大噴火が危ない」と警告し、周囲を驚かせた。そしてその警告は去年見事に的中してしまったのである。

 彼の地震予測は他の学者から熱烈な支持を受けている訳ではないが、的中率の高さには慄然とさせられる。「空白域」を追及する学者は少なくないが、そこから更に踏み込んだ彼の独自の予測は「地震の目」というものである。

 といって全く難しいものではない。データさえあれば、誰でも出来るシンプルで分かりやすいものだ。

 ▼先ず、ここ数十年M.7.0以上の地震が起きていないところを捜してみる。

 ▼その中で、更にその周囲でM.7.0以上の地震が起きていたところとの間に絞り込む。

 ▼その絞り込んだ中で、まだM.7.0以上の地震が起きていないが、活発に細かい地震が起きているところは要チェック。

 ▼これを点で示すと、必ず「目」のようになる。

 ▼その中で、「白目」の部分、そこが将来大地震・大噴火が発生する可能性が高いところとなる。

 という訳である。データと日本地図のコピーがあれば誰でも出来るシンプルなものだ。

 彼の予測では、去年大噴火を起こした御嶽山は2013年±3年、というものだった。
 
最近危機一髪で何とか島民全員が難を逃れた口永良島はどうなのか。

 この地域も火山などが活発化している。2011年の東日本大震災以後、噴火し、活発化した霧島新燃岳。2012年には一時噴火警戒レベルが3になったが、13年10月にレベル2に引き下げられた。しかし今年に入って、再び小さな地震が発生してきている。ここも実は種子島近海にM.7.0クラスの地震が2014年±5年、と出ている。彼の予測では地震の目がある日向灘から種子島周辺が最も要警戒だという。それと関連したのが今回の噴火である。

但し、2011年から続く火山による地震などで、その断層が破壊されたとしたら、この被害はもう少し軽微なものとなる可能性が高いだろう。

 島民の皆さんには一日も早く住み慣れた島に帰ることが出来るよう願ってやまない。

 だがもっとセンセーショナルな予測がある。それは富士山周辺で、2014年±5年と言っている。これも箱根も含めると、的中してしまったことになる。箱根だけで終わってくれればいいのだが、と思うのは自分だけではあるまい。

 富士山噴火についてはまたの機会にしたいと思う。

 既出したが、彼が要警戒と唱える空白域について列挙してみる。数字は予想マグニチュードと警戒期間。

  ◆北海道

 釧路沖・・・M8.5、2010年±5年
 
 ◆東北

 八戸沖・・・M8.5、2015年±5年。この地域は確かに2015年2月19日にM6.9の地震が発生しているが、巨大地震を引き起こすエネルギーはまだ残っているという。

 ◆関東

 房総沖〜小笠原・・・M8.5、2012年±5年。今回小笠原諸島沖でM8.1の大地震が発生したが、震源域が異なる為、地震の目とは関係ないという。引き続き警戒が必要となる。

 ◆九州

 日向灘・・・M8.7、2014±5年。2014年に起きた、阿蘇山、桜島噴火、今年に入って起きた口永良島噴火はこの空白域と絡んで居るという。今後も警戒が必要だろう。

 ◆沖縄・・・要注意とする地域が2つある。

 奄美大島沖・・・M7.5、2020年±5年。ユーラシアプレートとフィリピンプレートの近く。

 西表島沖・・・M8.5、2020年±5年。2015年4月20日に確かにM6.8の大きな地震が発生したが、それでも巨大地震を引き起こすエネルギーはまだ残っているという。起きれば台湾にも大きな被害が出そうだ。

 もうこれ以上被害者は出したくないという共通の願いを持ってまとめてみた。

 木村仮説では釧路沖を中心とする地震の目が的中した。震度5は確かに大きいが、まだまだ地震の目にある断層を破壊するほどのエネルギーではない。

 更に6月1日〜9日はM7.0以上の所謂大地震が統計上起きやすい日でもある。要注意だ。

 最後までお読み頂き、ありがとうございました。
 

 

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