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2014年11月26日10:09

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スカシユリ?



2週間ばかり前にキッチン・テーブルの上にユリのようなものが置かれた。 外に置いていたらしいけれど寒くなるにつれて冬枯れが始まり夜間温度が低いから鉢物の花が駄目になるので温かい室内に持ってきたということだ。 植物には興味があるけれど取り立てて自分から何かをしようという性質ではないから、へえ、庭のどこかにあったのか、と思って暫く見ていた。 一瞥してユリだと判断したものの、せいぜい40cmほどで何かユリにしては小さいし白い蕾だけしか見ていていないからユリではないかもしれないとも思いプラスチックの名札を見たら オランダ語ではなく英語で Lily likes とだけしか書かれていなかったから植物に関してはうるさいオランダのこと、また新種でも売りだしたのか、日本語にすればユリモドキだなあ、と思いつつネットで調べて見ても何もでてこない。 ラテン語が書かれていないことがおかしいのだが結局ユリモドキなのだろう。 けれどユリモドキと自分で勝手に言ってみてもそんな名前は和名にもなく結局画像とウィキペディアで比べてみて当分はスカシユリにしておこうと考えた。 スカシユリ(透百合、Lilium maculatum Thunb.)、というのが沢山あるユリ種類の中にあって背丈と葉の並び方、付き方からみてそう思っただけで開花してみるまで分からない。 開花しても分からないかもしれない。 この二日ほどで一番上の蕾が白から赤に変りあと二日ぐらいすると花が開き始めるかもしれない。 

ここ何年か庭の花、木、草花を見ていて大抵名前は何だろうか、と聞いたり見たりしてみるのだが、それでも一貫性はなく、だから中途半端にならざるを得ずそのときラテン名、オランダ名、英名、和名を比べるのだがこれがその参照画像と和名、英名、蘭名が合わないことがあって、それをどういうことなんだろうかと思案する。 ラテン名は学名であるからそれぞれの業界・世界では世界中の共通語になるのだがそれでも曖昧な部分があり、そこに付随するそれぞれのローカル名は必ずしも画像と比べると同じものでもなく奇妙なものだと思う。 多分、そういうところが学名と一般名の間にある大きな隙間の可能性なのだろう。 だから名前が分かればモノと名前が一致すると思っていたことが揺らぐ。

土地土地によって植生が違い、それが商業的に栽培されるとなると、もし交配によって新種が出来るのならそれを登録することになるのだろうが全てが登録されているとも限らず、そんな曖昧部分の隙間が沢山出来るのではないか。 本来ならガーデンセンターにあるものは蘭名、英名、ラテン名が書かれているので問題は比較的少ないのだが、けれどもこのように英名で ゆりのようなもの、ユリモドキとだけしか書かれていないこと自体が不思議に思う。 自分が売っているものを分かっていないのだ。 売る方はだれかが作ったものをユリのようなもの、とだけ聞いて納得しちゃんと調べもせずそれを売っているのだ。 だから自分がえっちらおっちらネットを検索してスカシユリが近いとみてそのラテン名を基にしただけのことだ。 けれどそれも確かでないから当分の間これにしようと思っただけのことで、ネットは便利なのだがそれぞれの国で少しづつ違う、というのがまだ不便だ。 この部分にもことを曖昧にする隙間がぽっかり開いているのかもしれない。 

それに、昔であればあちこちの図鑑を牽いて確かめたのだろうがそれもそんなことをすることを考えると頭が茫洋としてきてその手間を思って思考停止のまま放って置いていたものがなまじこの15年か20年のネットの進歩で簡単にウエブ(網)の中に入って行け、検索できて大抵のものは何とか探せるのだが、それでもこういう場合もあることも経験すると何だか植物の隙間に張られている蜘蛛の巣(ネット)に絡まれたような気もしないでもない。

何れにせよ、もう2,3日したら暫定名「透百合」が開花してどんなものが出るかそのときのお楽しみということになる。 
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