■BMIは「問題」米国医師会が勧告 200年前の指標、見直しが進むわけ 海外では「人種差別的」とも批判
(ウィズニュース - 07月11日 07:00)
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■日本でも大問題の指標■
アメリカはBMI30.0だが、日本は25.0。面白い事に、米・欧の基準値にはグローバルスタンダードとして金科玉条の如く従う人たちが日本だけはこのような低い基準値を設けている。
しかも日本の場合25.0以上はメタポリックと認定されてしまう。この数値になると、会社によっては半ば強制的に大都市圏で更に健康指導を定期的に受けねばならないところもあるというから呆れたものである。
ではBMI25.0という数値は日本肥満学会などがセンセーショナルに叫びまくるほどの危険水域なのだろうか?
臨床医、国立がんセンターにいる知り合いによれば、日本肥満学会のBMI22.0が理想という水準にはいずれも疑義を呈していた。全死因ではどちらもBMI24.9〜26.9までが死亡率が低かったという。寧ろ若い女性に多い、BMI18.0未満の人たちの方が死亡率や大病の発生率が高く、こちらこそ問題を喚起すべきだという意見だった。
引用箇所には26.9まで表記されていたはずだが、日本肥満学会にウィズニュースさんは逆らえないと見え、24.9に区切ってしまったのではないだろうか。
因みにBMI30.0にし、アメリカを含めた諸外国に日本も合わせた場合、人口の1%未満だという。
グローバルスタンダードの肥満の人は日本では殆どいない、という事になる。
確かにBMIという基準はあっても良い。
但し問題なのは、たかが一つの目安に過ぎないのに、このような曖昧な指標で生活が振り回されるのは堪らないという事だ。
BMI25.0以上でメタポ、肥満だと認定されてしまうことだ。お偉方には悪いが、半ば強制的に大都市圏で健康指導を定期的に受けに行かねばならないほど、勤労者は暇ではない。
■トンデモない基準で儲かるのは天下り先の健康食品会社と製薬会社■
穿った見方をすれば、1%未満では健康食品会社、製薬会社は儲からないから、泣きついたので、「お偉方」が天下りと引き換えに「便宜」を図ったのではないかと見られても仕方がない。
実際社名は敢えて伏せるが、幹部の出身が官僚というところも確かにある。
BMIもこうならば、血圧も同様だ。
1987年、高血圧の基準は180mmHgだった。
1997年、高血圧の基準は160になり
2004年、高血圧の基準は140に
2017年、高血圧の基準は135に…….
ところが2019年に改訂された日本高血圧学会による最新の「高血圧治療ガイドライン（JSH2019）」では、130／85mmHg以上で「高値血圧」として治療の対象とされる。
血圧の基準も上が130mmHg以上でも高血圧・メタポリック扱いとなっている。この数値もおかしい。若人にはご存じないだろうが、上記のように実は1996年までは180mmHgが高血圧だったのだ。確かにここまで上がると職業によっては色々と危ない局面も出て来るかもしれない。この数値が危険水域ならば現実的といえるだろう。
因みにおぎゃあとこの世に生まれ出る赤ちゃんの血圧はどれぐらいかご存じだろうか?
平均で145だと産婦人科の方からお聞きした。赤ちゃんよりも大の大人が血圧が低いのに、高血圧だと認定するのもいかがなものだろうか。
では一体130という数値はどこから出て来たのか。単に米国医学学会が下げているから、という理由であれば、論拠希薄としか言いようがない。
日本人は世界的に見れば、健康的で、180を越えている人は少ない。これでは降圧剤を製造している薬品会社が儲からないので、基準を厳しくしたのではないだろうか。そう見られてもおかしくない。
■上に政策あれば、下に対策あり■
このような曖昧な健康の指標で生活が振り回されたら堪らない。
なお投稿者はいつも24.9〜25.3、1980年代のボーダーラインの年齢＋90以下で収縮期血圧は推移している。
しかし健康診断で引っかからないよう、25.0は越えないよう、しかし25.0に限りなく近い数値で着地するように努力する。25.0以上で東京都心までつごう半日も無駄な時間を費やして健康指導を受けねばならないのは真っ平御免だが、このような基準が正しいとは全く思えないからだ。
24.9と測定されたら、
「やったぜ。ざまあみろ、天下り先の健康食品会社、製薬会社、日本肥満学会共〜。」
と言って嗤いながら病院を去る事にしている。
勿論今年も達成だ。
降圧剤も180を常時越えなければ飲むつもりはない。飲めば最後は胃薬を出されるところまで追いつめられるのは目に見えているからだ。
皆さまも健診の時は大人しく基準値未満に収まるように従い、健診後は個々人が考えている適正かつ現実的な基準まで基準値を戻す。それが最も社会的に安全だろう。
(了)
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