東京藝術大学には卒業時の作品を買上収集する制度があります。
(買上=首席卒業ということですね)
それを各専攻1度に見せてくれるというお得感のある展覧会。
買上展
@東京藝術大学大学美術館
【展覧会構成】
第1部 巨匠たちの学生製作
第2部 各科が選ぶ買上作品
第1部では
油画科(旧西洋画科)で有名な自画像ではお馴染み
萬鉄五郎/青木繁/藤田嗣治/熊谷守一らが出ていますし
菱田春草の"おばけ"は初めて実物を見ました。
初めましてで見入ってしまったのは
・草花鳥獣文小手箱(松田権六)
寡聞にして後の人間国宝を知りませんでした。
「満点」だったそう。
第2部では各科推薦の代表選手。
「工芸」が良かったなー。
もちろん個人的な見所は「先端芸術表現」や「メディア映像」なのですけどね。
大学院の「美術教育」(理論&実技)「文化財保存学」「グローバルアートプラクティス」なんて専攻の存在自体を知らなかったし。
「作曲」が時間不足でちゃんと鑑賞できなかったのが心残り。
とても興味深い展覧会でした。
16ページのカラー解説が無料配布されているのも有り難いです。
5月7日まで。
https://museum.geidai.ac.jp/exhibit/2023/03/collection23.html
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