明日19日の深夜に再放送が予定されている「ステージで輝くいのち〜戦禍のウクライナ国立バレエ」(Eテレ)では、番組の終盤、9月17日にウクライナ国立歌劇場で執り行われた葬儀の映像が流れる。
亡くなったのはオレクサンドル・シャポヴァルさん。志願して軍に加わり、9月12日、ドネツク州マイオルスケ付近の戦いで命を落とした。享年47歳。48歳とする報道もあることから、誕生日が間近だったのかもしれない。
https://news.yahoo.co.jp/articles/6a8e578a404583f68076c2894880bc4adc7f5176
シェフチェンコのソリストで、名誉芸術家の称号を得ている。写真のポーズからも相応の実力者であったことがうかがえ、「プリンシパル」と記すニュースもあることがそれを裏付けている。ウクライナやロシアのバレエ団の公演を観る人はご存知と思うが、彼らにとって「プリシンパル」という呼称は日本や西側諸国など海外で踊る時の便宜的な階級のようだ。
古いプログラムを調べてみたら、少なくとも2002年には来日しており、「白鳥」のハンガリーを担当していた。昔すぎて記憶に残っていないのが悔しい。
今のウクライナでは誰かが銃を手にしなければならず、若い人が命を散らすよりは自分が、という想いだったのかもしれないが、バレエ団の未来のためにも生き延びて再びバレエ学校で若いダンサーたちを育ててほしかった。
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