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2022年08月28日00:30

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キース・ヴァンドンゲン

女性が皆ファッショナブル。
と思ったらポール・ポワレと共作で本も作ってる。

キースヴァンドンゲン展
フォーヴィズムからレザネフォル
@パナソニック汐留美術館
フォト



オランダからパリにのぼり挿絵画家から新印象派、フォーヴの画家となったドンゲン。
44年ぶりの回顧展です。

会場は3部構成です。

【1章 新印象派からフォーヴィズム】
下層社会の人々をロートレックのように描いたデッサンに始まり
新印象派として、夢のような色彩感の作品たち。

【2章 フォーヴィズムの余波】
エジプト旅行の成果としてのオリエンタリズム、異国趣味など。

【3章 レザネフォル】
パリ、カンヌ、ドーヴィル。肖像画の女性たち。

心に残ったもの。

◆楽しみ(1914)
メインビジュアルらしい大作。イーゼルにのったキャンバスの《マドモワゼル××》壁の《ハーブ売り》
中央にパレットと筆をもって立つ画家はしかし、すらりとした"女性"です。
その姿は赤い画面のなかで白く抜けて幻のよう。
脇机の上の象に乗った少年の置物や翡翠の灰皿がエキゾチックです。

◆新たなる到着者たち(1922-23)
所蔵が ギャラリーためなが ということは売り物でしょうか。
後ろ向きに並んだ4
人の人物。右から緑のコートの緑の帽子の女性。
次にベージュのコートの男性。
次はリボンの麦わら帽子の子供。
それと手を繋ぐ薄いピンクのコートの女。
全体的に色があわく、さきの《楽しみ》の"画家"と同じように現実感がありません。
画面全体がグレイッシュに霞んでいるのは浜辺なのでしょうか。
遠く見えるのも町ではなくなだらかな山。


9月25日まで。
https://panasonic.co.jp/ew/museum/exhibition/22/220709/index.html

ルオーコレクションでは新所蔵《老兵》御披露目。
現在の画面の下に隠れたもう1つの絵についての研究正解も興味深いものでした。
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