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2022年07月10日19:40

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塔本シスコ

団地の四畳半でときには段ボールやしゃもじにまで
身近なものや人、思い出を描き続けて。

シスコ・パラダイス
かかずにはいられない!人生絵日記
@滋賀県立美術館

世田谷、熊本、岐阜を経て
最後に滋賀へ巡回してきました。

アールブリュットのコレクションと研究では歴史のある滋賀県美に
相応しい展覧会といえるでしょう。
図録にこそ学芸員お二人の名前しかありませんが
展覧会入口には保坂健二朗ディレクター(館長)のシスコ愛溢れる献辞がありました。

ところで50代から独学で描き始めた塔本シスコは
専門教育を受けていないアーティストととして、「素朴派」に分類されています。

素朴派といえば、アンリ・ルソー、アンドレ・ボーシャンやカミーユ・ボンボワなど19世紀から20世紀にかけての一群のアーティストがそう呼ばれています。

しかしシスコの画風は「素朴」というにはあまりにも
力強く、生命への肯定感に溢れています。

70代からは展覧会や個展も行いましたが
本人の情熱に加えて家族の応援あればこそだったようですね。


写真撮影が許されていましたので画像を持ち帰りました。

まずは滋賀展のみ公開の5作品。

フォト


左から時計回りに
・背割堤防 研作とシスコ散歩する
・ヒマワリとアマガエル
・ソコイビ祭り
・5才のシスコを抱いている86才のシスコ
・クジャクサボテン


猫も可愛かったし。
フォト



1番好きだったのはこれ。
フォト



・白いサボテン
一瞬オキーフかと思ってしまった。。。

9月4日まで。
https://www.shigamuseum.jp/exhibitions/4046/

蛇足。
岐阜展の時に行われた
保坂ディレクター(館長)と日比野克彦さんのトークイベントはYouTubeに残っているのですが音が悪くて聴くのが苦痛です。
なんで岐阜でやったのかなあ…岐阜のスタッフとの対談だから、というのならわかるんだけど。
滋賀県でも観客は集まると思いますけどねえ。

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