次は「清宝院」、ここが「ある意味」本日最大のイベントだった。
境内には「今年の火渡りの行事は延期します」と張り紙がしてある。
ここであの火渡りするの?
それがするのだ!
社務所でご住職の奥さんらしき人に聞くと、境内の四角に囲ってあの場所で毎年8月にやるそうだ。
火渡りと言えば、あの山伏なとがやる荒行で、普通は寒い冬などに雪の中で行うのに、このお寺さんでは暑い8月にやるという。
信じられない、さっき気さくに「ようこそいらっしゃた」と声をかけてくださったあのご住職が火渡りを、それも暑い季節に…。
後で知ったことだが、ご住職は高野山でバリバリ修行して来た御人だった。
凡夫にはそこらへんの違いは、見た目とかではわからないと言うことです。
そういえば、他にもこのお寺さんは変わっている。
なんとどこかの部族のようなお面をかぶり、その横に20世紀少年のあの教祖の目のようなマークを押した御朱印がある。
自分ははじめ部族の人間には見えず河童に見えた。
河童なら前回いったお寺さんにもたくさんいた。
しかし近寄ってよく見ると、どう見てもテレビなどでみるどこかの国の部族の格好だ、槍までもっているし。
どこかの国の親善しているお寺さん?
もう全く理解不能、思考停止、脳死寸前だ。
高野山恐山!
頭の中ではさっきから「マジでキスする5秒まえ」の曲の替え歌が鳴り響いている。
マジで帰死する5秒まえ…
そして口から出てきた言葉は「これ?なんですか?」だった。
それ以外の言い方があったら教えて欲しい。
「これですか、これは隣の喫茶店の店長と話し合って、洒落で作った御朱印です」
洒落で?
なんやらガスーの答弁のように答えになっていない。
洒落で作ったのはかすかにわかったけど、何故部族?
もしかして部族の人がやっているお店とか?
「お店の店長さんは外人さんですか?」
「いえ、日本人です」
もう直談判しかない。
こんな国会模擬答弁をいつまでも繰り返しても埒が明かない。
でも、こんなお面を被った人が急に目の前に現れたら、帰死回生できるだろうか?
旅先で亡くなる意味もある「頓死」、そういえば御嶽神社みた豚の様な猪で既に予言されていたのか。
一抹の不安を抱えながら、隣のその喫茶店へと行く。
その前に、
こんな御朱印はここしか絶対にない!
将来絶対バズる御朱印だ、と思って購入したら既に6年前からあるとのこと。
何かのご縁ですから微力ながらこうして日記で拡散させていただきます。
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