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2021年07月18日00:20

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令和の「神隠し」を解くカギはあるのか・その2

■状況を再確認しよう■

個人的には依然として「連れ去り説」を崩していない。実際の現場に着き、また都留市の営業所で働いている望月(もちづき)さん(仮名)からがよく道の駅どうしやキャンプをするので、その人からも状況を確認してみた。

先ず犯人は実行時は少なくとも単独犯である。というのも望月さんに言わせると、最近の道志村に来るキャンパーたちは少々の悪天候ならばそんなに気にしないと言っていた。では台風が来るけど、直撃するかどうか不明の場合は、と聞くと、「それは流石に行かないだろう」という返答だった。

まさに小倉家がキャンプに向かうのはそんな日だった。台風17号が関東甲信地方上陸の可能性を気象庁が報じており、美咲ちゃんが通う小学校の運動会も延期が確定していた。
だから美咲ちゃんはキャンプに来ていないという説は間違いなのだ。急遽小倉家は後から参加できることになったからだ。

ということは、この犯人は単独犯なのはほぼ間違いない。しかも美咲ちゃんを用意周到に付け回して狙ったのでもない。もしこいつが主犯で、共犯がいたとしたら、共犯は「こんな日は止そうぜ。もっと晴れている日の方が子供たちも多くてやりやすいだろう。」と助言したはずだ。ということはどうしたって、計画的にならざるを得ない。

勿論、これは蓋然性の話である。ゼロとは言い切れない。

しかし犯人は写真に出ているサントリー BOSSの自販機横もしくは近くにクルマを停めていたならば、実行は可能だろう。

■逃走シミレーション(1)美咲ちゃんを連れ去るまで■

2019年9月21日15時40分ごろ、母・とも子さんによれば、美咲ちゃんは南の森の広場で皆とおやつを食べ終えると、先に食べて沢に行ってしまった友だちに会いたかったようで、スキップしながら、T字路を左に曲がったという。(添付した写真を見ながら追って頂くと分かりやすくなるかもしれません)

犯人は車窓越しに友だちを追う美咲ちゃんを偶然見かけた。といっても、この時点でいきなり引き込むのは急すぎる。更に犯人は美咲ちゃんの様子を窺ったはずだ。

15時41分〜42分:小柄な少女の身長では友だちが遊んでいる沢の様子が橋からは見えない。美咲ちゃんはしょんぼりして戻って来た。

15時43分〜45分:ここで犯人は親たちがいないことを確認し、ゆっくりと美咲ちゃんに近づき、この「親切なお兄ちゃん」は言葉巧みに誘い出し、クルマに乗せてしまう。

15時46分:後は走りだすだけだろう・・・。

15時50分〜53分:親たちが迎えに行く。

時間の上で犯行は十分可能だ。

但し美咲ちゃんが連れ去られたのは偶然に偶然が重なったからであり、幼児好きのこの犯人は連れ去りの好機とばかりに食らいついたからだろう。実際、好天であれば、小倉家は運動会に行く予定だったからだ。ひょっとすると、女の子は大好きだが、この時はまだ女の子目当てに来ていなかったのかもしれない。でなければわざわざ台風が直撃しかねない日に来るとは考えにくい。

この点が以前訪れたときに引っかかっていた部分だったのだ。あの時は

「女の子は誰でも良いから、とにかく連れ去れるまで待つ。」

という結論だったが、実際再度訪れ、望月さんの話を聞くと、再検討せざるを得ない・・・。

と云って、他のキャンパーが美咲ちゃんを連れ去ったのかと云われればそれは違うと思う。もしそうならば、山梨県警(以下、県警とします)は確実に聞き込みをしているはずだから、そこで発覚する。

では犯人は何しにここに来ていたのか。

勿論幼児が病的な程好きなのは間違いない。しかしこの日は単にキャンプをしていたのかもしれない。もし犯人が「台風17号は直撃しない」に賭けたのであれば、いたところでおかしくない。実際美咲ちゃん一家はそちらに賭けた。

犯人は念願(?)叶って、かわいい女の子を連れ去れそうなチャンスを得て、実行した。逆に残念ながら、キャンプ慣れしていた美咲ちゃんとしては運悪く、そんな男に捕捉されてしまった。

・・・これが実際の現場をもう一度見た結論である。

逃走経路だが、軽自動車よりも安い、私が乗って来たトヨタ・ヴィッツの1300ccですら、ほんの3分程度でR413に出られる。ということは、当日の15時50分にはR413まで出られたはずだ。

■逃走シミレーション(2)現場を離れた際に使ったルート■

さて、次は逃走経路である。

ただ右折するとNシステムがある為、こちらは避けた可能性が高い。

矢張り追跡の時間を稼ぐ為、左折し、一路山中湖方面に行ったと考えられる。そしてNシステムがない都留道志線に入っただろう。ヘッポコな(笑)私のヴィッツですらここまでたった8分。推定時間は15時58分。制限速度+14km以下を維持しているので、後続車から見たら、

「チンタラ走っている東京のクルマずらぁ?」(※甲州弁で表記しています)

とこき下ろされたことだろうが、「保険」の意味で、郷土の英雄・武田信玄を祀る武田神社、北口神宮の交通安全ステッカーが貼られているので、

「なんでえ、こいつ、ジモッピーけぇ、ほうけ〜。」(※甲州弁で表記しています)

と山梨ナンバーのクルマから思われたのだろう、煽られることはなかった。(激爆)山梨県民は排他的だからこそ、地元の有名な神社の交通安全のステッカーが思いの外役に立つのだ。犯人は他の山梨ナンバーと合わせて何食わぬ顔で「普通に」20kmオーバーで走っていたはず。ということで、もっと早く県道に出られた可能性が濃厚だ。

山梨県警は地元のナンバーのクルマにはべろんべろんに大甘。更に「山梨ルール」という他県ではあり得ない交通ルールまで存在する。山梨ナンバーと事故を山梨県内で遭遇した場合、あなたが他所のナンバーの場合は県警を信用も信頼も出来ないと思って間違いない。

だからネズミ捕りにかからないようにすることが肝要である。但し東京のように、+11km以上で検挙するほど基準はシビアではないから、+14km以下を維持して走っている。そんな遅い速度でもこんなに早く着けてしまう。

話を戻そう。

こんな遅いクルマでも16時0分には県道に入ることが出来てしまう。

親たちが「美咲ちゃんがいない」と気付く頃にはR413はおろか、山間の県道に入られていてもおかしくないことが確実となった。

ただ望月さんの話だと、この県道はバイクは見かけるが、まず他所のナンバーのドライバーは使わないだろうとのことだった。とはいえ、予断は禁物である。

犯人がどんなクルマで彼女を連れ去ったのかは不明だ。しかし当日15時50分〜16時0分の間に、キャンプ場入り口のR413の交差点付近で、相模原方面に行ったクルマのうち、すれ違った、或いは見たというクルマは単に忘れているだけで、確実にいたはずだ。

それではいかなる人間が犯人なのだろうか。県警が犯人を追い詰めていると信じたいところだが、流石に何も出てこない、それどころか県警が幼児の動画まで出すところまで来たとなると、余程手詰まりなのだろう。

犯人に辿り着けていない理由は何なのだろうか。

それについてある程度判明したことがあるので、次回にしたい。

最後まで御覧頂きまして、ありがとうございました。

(続く)
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