mixiユーザー(id:2391655)

2021年07月08日23:12

67 view

神宮スズメの独り言2021〜70〜Gの挑戦

学習院の主将佐藤君は口を真一文字に結んで厳しい表情でホームインしてきた。笑顔は一切なかった。8回の表の話だ。

佐藤君は安打で出塁すると盗塁で2塁へ進み鈴木君の安打でホームインした。1塁側スタンドで見ていたボクはそのホームインするときの彼の表情がよく見えた。すでに5−0となった試合での意地の逆襲だったが、結局学習院は6−1で敗れ2部昇格はならなかった。



2部から下位2校と3部優勝校の3校で争われた今回の変則入替戦は3つ巴によるリーグ戦において3校ともに1勝1敗で並んだ。そこで得失点差で首位扱いとなったのは学習院だ。決勝トーナメントで2部校の大正と農大が1回戦を戦い、最終決定戦はその1回戦を勝った農大と学習院で争われることになった。

そして長梅雨で流れたその試合は神宮から等々力に変更されて今日行われた。有観客試合ながら入場無料。そしてその観客は圧倒的に学習院関係者が多い。もちろん応援団も・・・・

この入替戦で農大の試合は今日で4試合目、学習院は3試合目の観戦となった。今日の先発は農大が稲垣豪君、学習院は櫻井君。もう見慣れてしまったが、互いに不動のエースであり先に崩れたほうが負けになる可能性が高い。

初回は1安打ずつを放つが無得点。4回を終わって走者を出しながらも両エースは踏ん張った。だが、先制点を挙げたのは5回裏の農大。2死2塁から小亀君がタイムリー。そしてここで学習院は一息入れタイムをとるべきだと思ったが、そのまま和田君への初球はライト頭上を抜かれた。2−0。ここで学習院はエースの櫻井君を降板させた。次の打者が2打席とも安打を放っていた横瀬君だったこともあるだろうが・・・

農大は6回に2点、7回・8回と1点ずつを追加したがともにエラーが絡んでももので6点を失った学習院のチーム自責点は2点だった。学習院は3つのエラーがすべて失点に絡み、佐藤主将はそのエラーを犯し、2度の得点圏での打席で倒れた。だからこそ、完封を逃れたあの1点のホームを踏んだ時のあの表情にボクは秋に期待を感じたのだ。

今日は負けたけど秋は・・・・

3校による厳しい入替戦で最終戦まで可能性を残した学習院。佐藤主将の今日の悔しいホームインが来季につながるはずだ。胸にG。伝統のユニホームの挑戦はまだまだ続く。



2021年7月8日 東都大学野球春季リーグ戦 2部3部入替戦決勝トーナメント(於 等々力球場)
学習院
000 000 010 = 1
000 022 11x = 6
東京農業
(東京農業大は2部残留)

1 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2021年07月>
    123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031