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2020年10月30日00:05

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ポタリストの記録・【経済、回しましたか? その1】

■5回目の点検■

今秋で早いものでこの自転車の5回目の点検となる。振り返ってみると、余り改造はしていないが、パーツを色々と替えて来た事に気づく。

グリップ→純正からTIOGA社製に
バーエンドバー→新たに内側に取り付け。BBB社製
ブレーキ→購入時のテクトロからアリゲーターに
タイヤ→2年目で購入時のマキシス・デトネイターからパナのリブモに
ペダル→純正から三ケ島社製のシルバーツーリングネクストに
ホイール→純正からシマノのWH-RS-500(元アルテグラ)に
チューブ→パンクを機にジャイアント純正に
チェーン→4年目でKMC社製からシマノ社製に
スプロケット→4年目で11-32Tから11-28Tに
ワイヤー→純正からテフロン加工されたものに、今はステンレス。
フロントディレーラー→SHIMANO M191からALIVIOに

替えていないのはサドル、シートポスト、リアディレーラーぐらいだろうか。

若い人はリアディレーラーを替えたがるが、枚数の多いギアに替えたからと言って、スピードが速くなるわけではない。近年ギアの枚数が多段化している。私が社会人になった頃はまだツーリングやロングライドに向けの自転車は8段が主流だったが、今ではシマノだと11段、スラムだと12段になっている。確実に言えるのは、枚数が増えれば増えるほど、薄くなり、高価になる。また交換のサイクルも早くならざるを得ない。

10段、11段の場合、たとえレースに出なくても毎年チェーンの交換は避けられない。スプロケットも同時に交換せざるを得ない人もいるだろう。これが8段だと3,000km程度で済む(私の場合は5,000kmだったが)。また何らかの事情で切断してしまった場合、応急処置として、ママチャリ、軽快車のそれを代用も可。田舎町の自転車屋さんに駆け込む事も出来る訳だ。寧ろ疾走感を得たいのであれば、タイヤ、ホイール、ペダルにおカネを掛けるべきだ。

自分は軽快車からのステップアップ組だが、サドルの乗り心地の良さは軽快車よりもよかった。大抵軽快車、ママチャリからのステップアップ組はお尻の痛さに閉口し、最初の1,000kmは我慢しろとよく言われるものだが、そんな我慢は不要だった。しかし5年目を経過し、流石にクッション性が無くなって来た。自分の尻がそれを嫌がって、ライドポジションが前に来てしまうのは困る。ということで、悩ましい問題が出て来てしまった。サドルは自転車乗りにとって、最も無駄に買ってしまうパーツのひとつでもある。カッコウで選んでしまうと大抵自分の尻に合わない場合、買い直す事になってしまう。

サドルはご自分が前乗りなのか、後乗りなのかをよく把握して選んでおけば大外れは少ないかもしれない。

減っているのが後であれば、後乗り、前であれば前乗りになっている場合が多い。どちらが正しいという話ではない。一長一短である。

・前乗りの場合:急加速が可能。しかし長続きせず、体力を急激に消費しやすい。
・後乗りの場合:一定速度で長い距離を走りやすい。しかし急加速は苦手。

ロードレーサーの過半数はパワープレイが出来るので、前乗りである。しかし後乗りのレーサーがいない訳ではない。2018年の24時間テレビで取り上げられていた、腎臓のひとつを母親に移植したロードレーサーの話。モデルは宮澤崇史氏だが、彼は後乗りのレーサーだ。

個人的なことだが、彼が監修したOGK社のKOOFUを3年以上使っている。先端が帽子の鍔のようになっていて、暑苦しさは皆無でカジュアル。「いかにも攻めている」炎のように燃えているデザインではない。しかしそれでもJCF監修なので、最低限度の安全性は保証されている事になる。

99%のサイクリストはレースに参加する訳ではない。そう考えると後乗りで構わないし、寧ろ後乗りの場合、楊腰筋が鍛えられ、ヘルニア予防にもつながる。こちらの方が健康には良い。ロングライド、ツーリング、ポタリング向きでもある。

純正のサドルも後ろが段々と弾力が無くなって来た。という事は私も後乗りなのだろう。

サドルは穴あきサドルの場合、確かにヤロウは尿道への刺激を和らげるものの、そもそも純正のタイヤでも100km行けたのだから、穴あきサドルを選ばなくても良いだろう。また穴あきサドルは穴の部分から劣化が始まる作りをしているものが多い。ということで、下記の二択に絞られた。

RITCHEY (リッチー)COMP STREEM(白)

AVOCET(アヴォセット) O2 AIR40R (艶消し黒)

AVOCET O2は絶版品だが、行きつけの自転車屋が未使用品を持っていた。形はイマドキではない。しかし、前がカチカチ、後はクッション性があるという典型的な後乗り向き。販売が始まったのは2008年頃だが、女性のサイクリストにも受けは良かったという。色で選ぶならばリッチーだが、結局このAVOCET O2にした。前回チタンレールと述べたが、クロモリレールの初期型の間違いでした。

確認不足で申し訳ありません。

ただ希少価値としてはこちらの方が高いという。復刻版はO2のロゴがグレーのままらしい。

■タイヤはマキシス・リフューズを装着■

かねてからタイヤの交換も予約していた。タイヤはマキシス・リフューズである。耐パンク性能はパナレーサーのリブモよりは落ちるだろうが、それでも純正についていたマキシス・デトネイターよりは転がり性能と耐パンク性能は高い。近年このタイヤを吊るしで着けるロードバイクも増えて来た。メーカーもロード向けタイヤと謳う。と言いつつ、近年は何と700×32Cまで扱っている。

パナレーサー・リブモは良いタイヤだった。耐パンク性能が極めて優秀だ。3年間の仕様で、2回だけ。リム撃ち一回、もう一回は雨上がりに金属粉を拾ったようだ。リム撃ちは私の不注意だ。

もしクロスバイクにお乗りで兎に角パンクしにくいタイヤが欲しい方はパナレーサー・リブモ。これが最高だ。走り出しはとても重い。何しろ自重だけで390gもあるのだ。しかしいざ30km+になった時は転がり性能の良さも相まって、ハンドル操作さえ誤らなければ、どうやっても破綻しそうにない安定性を見せる。

パナレーサー・リブモを履き続けるのが正解だろう。しかしただ世の中には様々なタイヤがある。ましてや近年ロードバイクはそれまでキャリバーブレーキだったのが、ディスクに振っており、売れ筋のアルミロードはタイヤが700×25Cから28Cになりつつある。益々選択肢が増えているのだ。ならば果たして何年乗るか分からないが、別のタイヤを試してみようと思った。

近年台湾のメーカーのGIANT社のタイヤは内製が目立つが、同じ台湾勢のマキシスと共同開発ではないかと言われている。ということは、ESCAPEとのマッチングも良いはずだ。

サイドウオールはリブモほどではないものの、結構硬い。タイヤの交換自体は自分でもしやすそうだ。耐パンク性能ではリブモは最強だと思っているが、それでも自分でパンク修理をしようとしたら、かなり難儀となるはずだ。モミモミと握らねば解れてくれないはず。その点結構リフューズはスタンダードで分かりやすい。

トレッドパターンは結構複雑で、ダイヤの鱗のようである。それでもデトネイターほどスリックではないらしい。

スペック上は同じロードバイク用の700×28Cでの比較では

・パナレーサー・リブモ:390g
・マキシス・リフューズ:305g

軽いのはリフューズ。まさか同サイズで90gも軽いとは思わなかった。但しクロスバイクとして速さを増した時に(時速30km+)はリブモの方が安定性は高い気がするがどうだろうか。空気圧はリブモより多めで、6.8〜8.3BARと謳っている。3年間使ったリブモは6.0BARあれば十分だったのだが。7.0BARが現実的か。このあたりはロードバイク向けに振った作りなのだろう。

クルマの車検のように、一日点検で預けて来た。結果が楽しみである。

タイヤ、チューブ、サドル交換と廃棄料の見積では18,000円という結果だった。2万円と予想していたよりもだいぶ廉価で済みそうだ。

さて、これで給付金はやや足が出た。皆さまはいかがだっただろうか。次回はその明細について。

最後まで御覧頂きまして、ありがとうございました。
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