パリオペ公演から無事生還した我が師、こんどは表題公演に挑戦された。(笑)
シルフは沖さん、ジェイムスは秋元くん。
https://www.nbs.or.jp/publish/news/2020/03/321.html
場内は再び厳戒態勢となり、今回はさらに飲食物の販売はすべて無しに。会場の写真を見せてもらったところ、写っている人はほぼ全員マスクをしている。してない人は手持ち在庫が切れてしまったのだろうと好意的に解釈したが、している人の一人はせっかくのマスクを顎にずりさげ鼻も口も露出状態。阿呆だな。(笑)
沖さんは、前回の小悪魔感が減り、代わりに透明感が増していたそうだ。ただし東バOB渡辺さんの清楚で純粋な透明感とはまた違う雰囲気だったとのこと。沖さんの今回の解釈も別に悪くはないけれど、我が師が賞賛する彼女の小悪魔シルフは他では観られないので、ちょっと残念ではあったようだ。
ふわふわした腕づかいも綺麗だが、「シルフィード」のそれは他の演目のとはまた少し違うという。足音は、1幕では少ししたが2幕では抑えられていたので精霊感もアップ。
秋元くんの足さばきが見事とのこと。「ラシル」と言えばブルノンヴィル版だが、タリオーニ版の復原であるラコット版とブルノンヴィル版ではこの場面の振付、どのくらい違うのだろう。そういう目では観ていなかったから、そのうち見比べてみるか。(両方ともディスク化されている)
弾くんのマッジは、シェミウノフ式のオーバーアクションでわかりやすいとのこと。体も大きいから迫力もある。1幕では腰を曲げた演技だったのに、2幕では豪快なジャンプを披露。そこにツッコミはナシね、とお師匠さま。(笑)
エフィは期待の若手、秋山さん。音感の良い踊りは初めて見た時から注目していたそうで、抜擢されるだけあって順調に伸びていたという。
1幕PDDの生方くん、最後は失敗してしまったが、ソロでは良い動きをしており、足さばきも綺麗とのこと
足音も静かで、無理なく揃う群舞はやはり綺麗だったそうだ。しかもただ揃っているのではなく、精霊のふんわり感もあったという。さすがユカリューシャさんの指導。直前にWOWOWで放映されていたロイヤル「ドンQ」のお笑い群舞が頭に残っていたので、東バ群舞の巧さが余計に目立ったようだ。
体型をカバーできるロマンティックチュチュは日本人向きかも、とお師匠さま。日本人のスタイルも良くなってきたとはいえ、ロシア系のダンサーと比べてしまうと、こればかりはどうしようもない。しかし欧米人が総じて背が高く骨格もしっかりしているのに対し、日本人は小柄で華奢、なで肩で肩幅もない人が多いので(パリオペを観た後では特にそう感じるそうだ)、ロマンティックチュチュ姿になると精霊感が増すという。
ユカリューシャさんがロシアで評価されたのは、もちろんその確かな技術があってこそだが、ロシア人には少ない儚げな見た目と雰囲気も一助になっていたのかもしれないね、とお師匠さま。
沖さんの小悪魔シルフはお薦めだよ!? というお師匠さまのお墨付きもあって、私も観覧の予定だったが、前の日記に記したように高齢者と会う機会が多いので、今回も涙を呑みつつ諦めた。
...パリオペはそこまで残念ではなかったな。(笑)
苦しむのが自分ひとりなら、リスクも天秤にかけてみようかという気にもなるが、他人を巻き込むとなると話は別である。しかも高齢者には重篤な症状をまねくケースが多く、発症前からウイルスをまき散らすとなれば、なおさら慎重にならざるを得ない。
その一方で、「パリオペ」「ラシル」で感染事例がでなければ、今後イベントを実施する際の防疫手法の目安にはなるかもしれない。もっともサンプル数が少なすぎるので、あくまでも参考の域は出ないが。
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