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2019年03月26日05:54

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ブッポウソウ (其の二)


ちょっと前に、ブッポウソウの話を書きました。

そして、その後、とても面白く、興味深い事が分かったので、まとめてみました。


まず、ブッポウソウは、正式名称だという事。

だけど、ブッポソウは、「ブッポウソウ」と鳴かないという事。

 『 え゛ぇ〜、どういうこっちゃ〜 !!! 』

面白いですねぇ〜、この話。 (笑)

「ブッポウソウ」 と鳴かないのに、ブッポウソウ。

まるで、下手な漫才です。

実際に、「ブッポウソウ」と鳴く鳥は、コノハズク。

フクロウの仲間。

いや〜、本当。

ふ、ふ、ふ、、、、、

面白いねぇ〜、この話。 (笑)


長年、ブッポウソウが、「ブッポウソウ」と鳴くと思われていたそうです。

しかし、実際は、ブッポソウは、「ゲッゲッゲッ」と濁った声で鳴くだけで、「ブッポウソウ」とは鳴かない。 (笑)

は、は、は、、、、、、笑える。

この下手な漫才は、75年前まで信じられていたのです。

75年前、昭和10年6月7日、NHKのラジオ放送を契機に、「ブッポウソウ」と鳴く鳥は コノハズクと判るのです。

う〜ん、面白い !!!

自然科学の新事実発見が、ラジオ放送。


更に面白いのが、ラジオ放送と聴衆の関係。

昭和10年6月7日、NHK名古屋放送局は、愛知県南設楽郡鳳来寺村の鳳来寺山で、「ブッポウソウ」 の鳴き声の全国実況中継を行った。

午後9時55分から30分間放送し、「ブッポウソウ」は良く鳴いた。

しかし、放送中や放送後に、番組ゲスト3人の話がうるさいと、非難の電話が殺到した。

は、は、は、、、、、、面白い !!!

番組ゲスト3人は、立場が無いですねぇ〜 (笑)

ゲスト3人とは、俳人の荻原井泉水、歌人の川田順、愛知県史蹟天然記念物調査委員の梅村甚太郎。

可哀想なゲスト三人衆、呼ばれて来たのにねぇ〜 (笑)


非難、抗議の電話が殺到し、NHKは反省。 (笑)

翌6月8日、同時間に、ゲスト無しで、鳴声だけを放送した。

「ブッポウソウ」 は、この晩もよく鳴いた。

すると、放送終了後、前日とは打って変わって、絶賛の電話が殺到した。 (笑)

う〜ん、面白い !!!

当時の日本人が、「ブッポウソウ」の鳴声に、心底聞き入り、どれほど感銘していたかが、分りますネ。

きっと、亡き人を思い、涙した人もいたでしょう。

だって、僕も、バリ島で聞く 「ブッポウソウ」の鳴声に、心打たれますからねぇ〜


その後、放送を聴いた人から、「家で飼っている鳥が、同じ鳴声をする」 という人が出て来る。

その飼っている鳥を見せてもらうと、コノハズク。

東京・浅草の傘店で飼われていた。

生放送中、ラジオから聴こえてきた鳴声に誘われて、同じように鳴き出したという。

ここで初めて、謎だった 「ブッポウソウ」 の鳴声の主が、コノハズクだということが判明。

うわぁ〜、面白い !!!

飼われていたコノハズクが、ラジオを聴いて、「ブッポウソウ」 と鳴き出した。

凄い !!!

コノハズク、良く鳴いた !!! (笑)

それをまた、ちゃんと報告した東京・浅草の傘店の人も、偉い !!! (笑)

いや〜、面白いなぁ〜


この面白い話には、更に、続きがあります。 (笑)

何と、この面白い話、小説に成っているらしい。 (笑)

う〜ん、どこまでも面白い話じゃないですかぁ〜 (笑)

この面白い話を小説にしたのは、戸川幸夫。

『仏法僧』 という作品らしい。

是非、読んでみたい !!!









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