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2019年02月23日23:04

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ポタリストの記録・【晩冬の北多摩地区・その4】

■2度目の落車(転倒)とその後処理■

 地図は残念ながら無かったが、レジの店長さんらしき人に聞くと、案の定私は行き過ぎていた。お礼という訳でもないのだが、ここでパンを買い、食事とすることにした。今度は対岸(所沢市)から調べることに。東京都と埼玉県との違いだろうか・・・所沢側は路面状態が悪く、ダートだった。入り口のところで珍しく私は落車した。4千キロほど乗って2度目の落車である。初回は左に倒れた。が、今度は右である。自転車の場合、落車は右の方が影響は濃い。当たり所が悪いとディレーラーを曲げて走行不能にしてしまったり、最悪の場合、バーエンドを折ってしまう場合もある。

 こうなると最早全損に等しい。

 落車する瞬間、「エンドの破損はないだろうが、せめてディレーラーだけでも守らねば」と思った。幸いにして交換したMKS社製のシルバンツーリングのギザギザとなっているところが石を食いこんで守ってくれた。私自身は手をついたものの、サイクリング用のグローブをしていた。流石にメーカー品である。ここで手袋をしていなかったらどうなっていたかと思う。タイツは擦ったものの、下に冬用のアンダータイツも履いていたからどうということはなかった。

 バーエンド、異常無し。

 幸いにしてスタンドがあるので、左に傾けてギアの変速テスト。

 リアディレーラー、異常無し。

 リアエンドちょっとリア4速が入りにくいかなという程度。しかし低速で5⇒4は違和感なし。高回転の場合要注意という程度だ。何しろホイールは元シマノ・アルテグラだ。クロスバイクのESCAPEには過ぎたる性能だ。

 フロントディレーラーも変速には異常無し。

 ホイールのスポークを見る。

 最近のスポークの本数は少ない。少ないことでファッショナブルに見せているのだが、そのせいか、1本あたりの負荷はものすごいので、全交換余儀なくされる場合は少なくないのだ。ここで慎重に調べると、ハズれ、破断、歪みはなかった。流石元シマノ・アルテグラである。

 ブレーキを見る。

 リアのブレーキシューが寄っていたので、豆ドライバーで微調整。普通に使える。

 結果、走行には全く問題無し。

 しかし最後にトラブルを2つ発見。ハンドルミラーが吹き飛ばされていた。だが、不幸中の幸いだったのが、割れていなかったことだ。サイクルグローブで力を入れて押し込むとあっさりと入った。角度の再設定を要する。

 もうひとつはフロントディレーラーワイヤーのエンドキャップが吹き飛ばされていた事。時間が経つとささくれ立って来る。現状には走行に問題はない。3年になるので、耐用年数は全うしたと言えるかもしれない。

 テフロン加工されたものは確かに変速スピードこそ早くなるが、レースに出ないのであれば、気持ち程度に過ぎない。研究と勉強の為にとりつけてもらったが、コスパという点ではステンレスの方が優れている。テフロンだと専門店では1万〜1万5千円に対し、ステンレスだと2千円程度で済む。自分でやれば980円も払えば相当良いのが買える。3年で1万5千円を支払うならば、毎年2千円払った方がお得だ。ちなみにステンレスの場合は径が4mmで前後の区別はない(ブレーキは5mm)。

 後日ステンレスワイヤーに替えることにしよう。

 その程度にトラブルにひと息ついて土手沿いにベンチがあったので、先ほど購入したパン2つと珈琲で一服。

 水門が見えて来た。

 この近くのはずだが・・・。

■親水スポット■

 食休みも終わって進むと池は確かに存在した。軽自動車がたくさん土手沿いに停まっていたが、それは池に来ていたバードウオッチャー(殆どが高齢者)だったのだ。木道が整備されているので観察には便利だ。しかし私の着ているサイクルジャージは目立つ色で、鮮やかなグリーンである。目立つ色をしているのは偏にクルマのドライバーに視認して貰えるようにしているからだ。しかし行けばウオッチャー達に大迷惑だろう。彼等は自然と溶け込む服装をしているのだ。ということで、中島に渡る橋が東村山方面にはあるらしいが、行かなかった。

 ここは地元のボランティアの人たちで自然は維持されていると聞いた。定期的に外来種を間引きしているとか。清瀬市の自然のあるべき姿を維持しているのだと聞いた。

 素晴らしいことである。

 同市を始め、周囲の東久留米、東村山にも流行りの巨大なショッピングセンターがある訳でもない。勿論遊園地も無い。しかし自然の力で多くの人に親しまれている。親水スポットはまだまだある。以前行った北山公園もそうだ。

■空掘川と復路■

 帰りは柳瀬川を通って帰る。柳瀬川は東村山市内で柳瀬川と空掘川に分岐する。空掘川沿いを進む。今の時期は水が枯れているところも珍しくないが、サイクリングロードはよく整備されている。西武池袋線のアンダーパスは深く、先端の見通しも悪く、上りもきついので注意が必要かもしれない。陽ざしは柔らかで走りやすかった。

 東村山も人口が増え、川沿いもアパートが増えた。前方に大きな高架橋が見えて来た。新青梅街道の天王橋だった。空掘川ともお別れ。久米川駅を抜けて府中街道へ向かうことにした。この日はバスもあり、結構クルマの通りは激しい。一方通行が多いので土地勘が無いとクルマではちょっとややこしいところだ。ここでもサイクルミラーが活躍。サイクルミラーは私にとって最早必須のツールとなっている。手で締め込んだが、段差の入力もあったものの、落下は起きずにここまで来た。

 府中街道に達し、美住通りに入る。西武国分寺線の踏切を渡り、直ぐに左折。今度は西武多摩湖線のアンダーパスを潜るが、その向こうに木々が見える。晩秋の午後は狭いアンダーパスがまるで門のようになり、門の向こう側は陽ざしと染まった葉が見えて美しい姿を見せるだろう。

 その先の江戸街道を曲がれば東大和市に達するが、この街道は狭いので、一本先の通りを右折。ほぼ江戸街道沿いに進む。T字路の突き当たりは明法高校。このあたりは高校も多数。明治学院の付属高校、日本体育大付属桜華女子高校もある。再び江戸街道に出る。ネッツトヨタ、ローソンが見えたら広い道を左折。突き当たりを右折 して元来た道に戻って帰る。

 実は行きたいところがもうひとつあったが行けなかったところがある。平林寺である。先の清瀬市のデイリーヤマザキの通り(通り名不明)を東に向かって進み、志木街道に出れば新座市の平林寺に出られたはずだ。が、この日は生活者故そのような時間は無かった。天皇陛下も昭和52(1977)年と平成21(2009)年、二度訪問されている名刹である。

 サイクルミラーの角度は帰宅後、再設定を行なった。TIFOSIの調光グラスは掛けていることを忘れるほどだった。乱視のある私には必須のツールになりそうだ。

 最後までご覧頂きありがとうございました。

 サイクルコンピュータの数値

 距離:52.7km

 最高時速:39.2km(小金井街道、所沢市、武蔵野線のアンダーパスにて)

 平均時速:20.6km(参考値)

 という結果でした。道に少々迷ったこと、東京都と埼玉県を行き来したことが、クロスバイクとしては50km越えのロングライドに繋がったのでしょう。

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