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2019年01月19日04:11

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知ってたら見るんじゃなかった後悔シリーズ、第n弾。デビッド・ライチ監督「アトミック・ブロンド」(2017)。

オールシネマ・オンラインでは“デヴィッド・リーチ”と表記していますが、Leitchと綴るので僕は“ライチ”の方が近いと思います。その根拠の一つとして、オールシネマ・オンラインでは、デヴィッド・リーチには別人のデヴィッド・リーチがいるとしていますが、これが同人物だということはimdbで確認できます。その程度の知識ですからスペルを正確に読むという部分では信頼できないと判断し、スペルを想起させやすいカタカナ表記にしました。

というような、細かいイチャモンをつけるほど大した作品ではありません。リーチでもライチでも、どっちでもいい。将来名を残すであろう監督なら気にしてもいいのですが、この方はそうではないので捨ておきましょう。どうやらスタント出身の監督さんのようで、「ジョン・ウィック」で共同監督を務めたらしい。今回が単独クレジットとして初監督作だそうです。

だから、なんでしょうかねぇ。1時間を過ぎたあたりでドタバタと肉弾戦を展開します。それまでスパイ同士の騙し合いを会議(尋問?)形式と回想場面で積み重ねていたのに、このハーフタイム・ショーのような活劇は僕には面白くない。以前、「フロム・ダスク・ティル・ドーン」という映画でも“ハーフタイム・ショー”が挟まりましたが、あちらのショーは僕好みでした。←出てきたのが、たとえさほど好きではないサルマ・ハエックでも。

なにしろ頭脳派スパイかと思っていたシャーリーズ・セロンがドタバタ殴り合い、瀕死の体で何とか生き延びるという展開です。このパターンは、映画そのものがその後生還して会議場面から始まっているのですから、スリルがするりと逃げてしまっていますわ。

その肉弾戦における銃撃アクションも、物語の進行上死んではいけない人は死なないし、どうでもいいやつはかすり傷みたいな銃撃で死んでしまう(セロンの拳銃があらぬ方向に向いていても当たるのです)。かと思うと、死んだと思っていたやつが突然画面に現れるというサプライズがある。

こういう、文脈を無視したアクションを展開する人に、監督をやらせないでいただきたいと僕は思う。「ジョン・ウィック・チャプター2」は製作総指揮だけだから見てもいいかもしれないけど、やはりこの映画を見てしまったら、僕は止めた方がいい気がしています。←もうDVD−Rに焼いてもたがな。

そもそも僕の最大の目的だったソフィア・ブテラ(「キングズメン」の足がサーベルの姐ちゃん)が、アイ・キャンデーとして活躍しないままです。シャーリーズ・セロンとのベッドシーンが物足りない。レズだから物足りないのではありません。僕の場合、レズの絡みシーンは二倍楽しいときがあるわけですが、今回は2人とも楽しくなかったのです。

てなわけで、僕にはダメダメのダメダメという映画でした。DVD−Rに焼いて、踏み潰してうっぷんを晴らそうかと思ってます。写真3がソフィア・ブテラ。結構“筋肉女子”のようですが、“ビキニ・コンテスト”ほどではないところが僕にはいい。次回作が楽しみです。
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