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2018年09月02日10:30

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呼びかけは「お題目」ではなく、「ストーリー仕立て」で

■ながらスマホで死亡事故まで…“スマホは麻薬”とIT技術者も警告
(女子SPA! - 09月01日 16:02)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=156&from=diary&id=5269917

■アメリカ・AT&T社が作成したショッキングな動画■

 
フォト


 ちょっと分かりにくいかもしれないが、先ずはこの写真をご覧頂きたい。

 AT&Tという会社の後ろにモノログが書かれている。この意味が分かる方にとってはこの写真だけでも十分衝撃かもしれないが。或る意味怖い写真である。

 これはアメリカのIT企業、AT&T社が作成したThe Last Text Documentaryというショッキングな動画のタイトルである。この動画の内容は全米を震撼させた。運転中、ながらスマホをし、事故死した人が最期に送ったメッセージである。

 この動画ではこれらのメッセージが映し出された後、亡くなった人とメールをしていた人が登場し、その時の模様について語る。

 相手は軽い会話をしていた後に亡くなったことを涙ながらに語っている。周囲は

 「あなたのせいじゃない」

 と言うが、

 「ここにシスターがいたら、心からお詫びしたい」

 と語る人もいる。

 このようなシーンが次から次へと出て来る。勿論全て英語だが、11分程度なので、ご興味のある方はお時間のある時にご覧頂ければと思う。

 


 この動画はダイレクトマーケティングの「エコー賞」でDIAMOND awardを受賞。全米を震撼させた。

 この動画の衝撃はまだある。オバマ前大統領も見たようで、彼の任期中、全米で「ながらスマホ運転」を禁止してしまった(それまで禁止されていなかったこと自体恐ろしいが)。勿論今でも平気でやっている人はアメリカにだっているだろうが、少なくとも万を越える人たちが救われたのは間違いない。

■「ストーリー」仕立ては頭にこびりつく■

 これが単に芸能人を使い、「ながらスマホは止めましょうね」とポスターを公共施設の至るところに貼りまくったところでどれだけの効果と費用が掛かっただろうか。費用ばかりが嵩んで、大して実効をあげなかったはず。

 ところがストーリーを組み立て、映像化し、それを流すだけで一瞬にして莫大な費用を掛けずにムーブメントを起こしてしまった。この点が大変興味深い。

 今後、この問題に限らず、社会問題をアピールする際、この手の方法を用いるところまで来ているのではないだろうか。単にお題目では解決しないし、この記事で取りあげられたようなトラブルが増えるばかりである。

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