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2018年08月12日06:48

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浜風のつぶやき2018〜27〜ナンバーワンショートストップ

報徳学園の小園君。昨年2年生でありながらU18代表に選ばれたショートストップ。彼の魅力はシャープな打力もさることながらあの走力だろう。それを初回から見せつける。

1回の表先頭打者として登場し左中間に2塁打。送りバントで3塁に進み内野ゴロであっという間に本塁を駆け抜けた。相手の守備体系は極端な前進守備ではなかったにせよ、ライン上やや後ろの守備位置で遊撃手がゴロを捕球した時にはもう本塁ベース直前にまで達していた。

しかし、この日の相手は創部史上最強と言われる聖光学院。12年連続出場という県内では圧倒的な力を誇りながら夏の甲子園ではベスト8が最高成績。今年はそれ以上を狙う。報徳に1点を先制された直後の1回裏、これも先頭の田野君が安打で出て送りバント、4番須田君のタイムリーと鮮やかに同点に追いつく。

報徳は3回にまたしても小園君の2塁打とバント、犠牲フライと効率よく加点すると、聖光も6回、須田君からの3連打で同点。ここで報徳は投手を渡邊友君から木村君に代えると連続三振に内野ゴロで勝ち越しを許さない。

両チームとも互角の戦いだったが、結局勝負を分けたのはバントだった。

聖光は同点に追いついてなおも無死1・2塁でスリーバント失敗の三振。続く7回も無死1・2塁からバントが小飛球。8回は無死1塁からまたしてもスリーバント失敗。

8回の報徳は小園君が2塁打で出ると送って安打で決勝点を挙げた。

報徳は得点を挙げた1回3回8回ともに先頭打者は小園君、そしてすべて2塁打。2番の村田君はこれもすべて送りバントを成功させ、3番の長尾君は内野ゴロ、犠牲フライ、安打で小園君を本塁に迎え入れた。これが報徳の得点のすべてだ。

恐らく聖光学院はあと一本が出ずに敗退というような評価を受けるだろう。だがボクはバントさえうまく決めていれば聖光学院がこの試合を圧倒した可能性もあると思っている。

バントをやらないというチームもある。ボクはそれならそれでいいと思う。必ずバントしろとは言わない。すべて強攻と言うのも一つのカラーだ。聖光学院はガンガン打っていくチームのように思っていたが、結果的にただでアウトを献上してしまうような展開になったのが痛かったように思う。

報徳の小園君はこの大会でも最も魅力のある選手の一人だ。打力走力守備とすべて一級品。次の試合でも彼の個人の力を堪能したいと思う。



2018年8月11日 第100回全国高校野球 2回戦(於 阪神甲子園球場)
報徳学園
101 000 010 = 3
100 001 000 = 2
聖光学院

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