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2017年10月30日01:12

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夏時間から冬時間に変わった




今朝、日曜の早朝、3時になったとき時計の針を1時間もどして夏時間から冬時間になった。 当然そのときは夢の中だったのだが朝食の後、腕時計と携帯の時間、目覚ましの針をもどしただけでコンピューターをつけたときには表示はちゃんと冬時間になっていた。

いつものことだがまた冬時間に戻った、という感じがする。 どうも夏時間というのは何だかオマケとか特別時間帯のような気がしてならない。 それは夏の間、といっても3月の25日ごろに始まるのでその時はまだ春で、終わるのは晩秋の今なのだが、夏時間になって陽が長くなるにつれ気持ちもどこか浮き浮きとしてきてそれが続くと夏の間には何か別の国にいるような感じもしないでもない。 それはこの国に長く住んでいるとうすら寒く鬱陶しい鉛色に包まれた季節が常態化してそれがこの国だと思っているところがあるからだ。 だからこの間からのビチョビチョと雨が降ったりやんだりするような気候になると夏は終わった、と引導を渡された気になり、よいよ冬の到来の準備をすることになる。 その始まりがこの冬時間開始だ。 

これで日本との時差は7時間から8時間になる。 もうそろそろオランダ在住も40年に近づこうかというこの間、日本との時差は8時間が自分には収まりがよかった。 一日の三分の一が8時間、イギリスのグリニッジから東に地球の三分の一ほど行った東経135度に明石があってそこは自分の育った土地から大阪湾を隔てた向かいにみえるところでもあって、だから地球が一回りで24時間、その三分の一だから8時間、ということでもないのだがアナログの時計を見て8時間進んだところが日本であるのに慣れているからだろうか。 けれどオランダに来て以来37年間ずっと毎年夏時間、冬時間の繰り返しだったのだからこの8時間差の方だけに慣れている、というのはおかしいわけで、そこにはこの国の常態化していると自分が思い込んでいる気候に影響されているのだと解釈する方が自然ではないだろうか。

ゆっくりした朝食の後家人が風呂を立てて自分が済ませた後、私に入らないかと言った。 手術後初めての風呂だ。 シャワーは当然浴びているが腸に繋いだ管を抜いて以来風呂に入ってもいいと言われてから初めてだ。 自転車のチューブのパンクを探すときのように小さな空気の泡がでてくるのじゃないかと冗談を言いながら湯の中に横になって、持ち込んだラジオから音楽を聴きながら1時間以上浸かっていた。 去年帰省した折、家人はスーパーで入浴剤の詰め合わせを何箱か買っていた。 露天湯巡り・青森猿倉の湯、という青いミルク色の湯だ。 まさかこんな色をしていてこんな匂いであるはずがない、大抵どこかに本品の色、香りはイメージです、とかなんか書いてあるのだろう。 それは兎も角、気持ちが良かった。 出た後は金玉がふやけ切って皺が伸びきっていた。 男にとっては桃源郷にいる心地だ。 ここで本物のビールが飲みたかったけれどそれは叶わないのでドイツの低アルコールビールで喉の渇きを慰めた。
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