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2017年10月24日00:37

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雨の間に虹がでていた



出かける前にはネットで自分の町の上空の半日ぐらいの雲の動きを予想した天気予報を見てから家を出る。 晩飯を作るのに食材を買わねばならないので面倒でも町に出かけなければならないのだ。 午後3時ごろから雨雲が斑になって押し寄せてくる、とモニターには出ているので雨が止んでいる間に自転車でスーパーに急いだ。 するとスーパーの角の上空にかけて虹がかかっているのが見えた。 これは空中に水分、つまり細かな雨が降っているから現れるのだろうからあまりいい兆候ではない。 空の色にしても雲にしても、気楽に、ああ虹だ、とホンワ加と眺めている種類のものではなさそうだ。 すぐにサーッと降りますよ、といった種類のものだ。 

やっつけで適当に食材を選び機械で清算して外に出たら案の定細かいものが降っていた。 あまり細かいのでポンチョを被ろうかどうしようか思案したけれど面倒なのでそのままコートのジッパーを締めただけで自転車に乗った。 途中でザーッとくればそこでポンチョを被るつもりだった。 空中に水分があることは感じるけれどフードをしなくとも眼鏡が水滴で曇るようなものでもなく、そのまま鬱陶しい空気の中を漕ぎ続けて帰宅した。 虹というのはどこかに陽が射しているからでるので、観た時には自分がやってきた方向、つまり後方から陽が射していた。 あれはほんの顔見世だけだったのだろう。 今は陽などどこにもなく鉛色の空がごく普通に広がっているだけだ。
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