「影絵の騎士」
大沢在昌
徳間書店(TOKUMA NOVELS)
「B・D・T 掟の街」で活躍した私立探偵、ヨヨギ・ケンが主人公。
舞台は近未来、不法滞在外国人が増加し、混血児が爆発的に増加しスラムと化した新東京。
前作から数年後、引退していた主人公は、ネットワークと呼ばれる巨大テレビ機構や日本版ハリウッドの陰謀に巻き込まれていく。
もうかなり昔に読んだのですが、「B・D・T」も面白かった。
その時の興奮を思い出しつつ、一気に読まされてしまいました。
日本の経済を牛耳っているネットワークや、マスコミ操作を行う巨悪に、立ち向かっていく主人公に燃えます!
フィクションではありますが、今のマスコミのあり様を大いに皮肉った内容でもありますよね。
こんな未来が来ないことを祈りますよ、もう。
(古)
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