岩佐又兵衛(1578-1650)。大河ドラマ「黒田官兵衛」で父親の荒木村重が織田信長に反逆したために美しい母親と一族郎党が皆殺しになるところを見た。赤児だった又兵衛は乳母の手でひっそりと助け出された。よく生き延びてくれたものだと思う。
会場に入り、第1章として土佐光吉の端正で美しい源氏物語をひととおり見る。そのあとで又兵衛の絵を見ると・・・。なるほど、時間軸が微妙にずれていてドラマチックな表現となっている。
チラシにもなっている「野々宮図」。着物の柄も細やかな美しい白描。又兵衛特有の下ぶくれで長い顔の源氏だけどこの静かな立ち姿にはグッとくるものがある。・・・かと思えば「花宴」では朧月夜に抱きついている源氏の後ろ姿! いきなりですか!!
見応えがありすぎて疲れる。一通り見た後、無料のお茶をいただき窓の外を眺めてしばし休憩。
休憩の後、もう一度「野々宮図」の源氏に会いに行く。この光源氏は素敵だ
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源氏物語五十四帖の丁寧な解説もあり。
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