ステーションギャラリーという変則的な形の会場に合わせた展覧会だそうです。そういわれれば。
12Rooms12Artists
〜UBSアート・コレクションより〜
@東京ステーションギャラリー
この春、東雲でアニー・リーボウィッツの写真展を開いたばかりのUBS銀行
今度は自社のアートコレクションのお披露目です。
企業のコレクションというのはどのように形成されるのでしょうか?
バブル期の日本では投機の対象でもあったように思いますが
UBSは若手音楽家の支援もしているので少し違うかもしれません。
コレクションの中から12人のアーティストを選び
すだれのようなもので仕切った個別のコーナーで展示しています。
アーティスト(展示順)
スーザン・ローゼンバーグ
エド・ルーシェイ
荒木経惟
陳界仁
アイザック・ジュリアン
ルシアン・フロイド
アンソニー・カロ
小沢剛
ミンモ・パラディーノ
リヴァーニ・ノイエンシュヴァンダー
ディヴィッド・ホックニー
サンドロ・キア
分かりやすかったのは小沢剛かしら。
《ベジタブル・ウェポンー番茹(トマト)火鍋/台北》
各国を回って地元の人に土地の料理を訊ね、その食材を武器の形に束にして撮影し、その食材を使ってパーティを開く。
武器が解体されて他者と交友するまでが作品だというわけ。
パリの《サラダ・パリジェンヌ》とか
沖縄の《ゴーヤチャンプルー》
イタリアの《リゾット・アラ・トレヴィザーナ》
ソウルの《キムチチゲ》…
と食材の花束を持った女性が並ぶと壮観で華やか。
でもこのシリーズが9.11以降に始まったときくと考えさせられます。
9月4日まで。
http://www.ejrcf.or.jp/gallery/
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