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2015年11月27日05:41

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臨死   <未> (2007); 観た映画、Nov. ’15



邦題; 臨死      (2007)

原題; THE INVISIBLE

アメリカ・カナダ映画;  111分

ジャンル;サスペンス、青春、ファンタジー


監督: デヴィッド・S・ゴイヤー
製作: ロジャー・バーンバウム
ゲイリー・バーバー
ジョナサン・グリックマン
ニール・エデルスタイン
マイク・マキャリ
製作総指揮: ウィリアム・S・ビーズレイ
ピーター・ポッスン
原作: マッツ・ヴォール
脚本: ミック・デイヴィス
クリスティーン・ルーム
撮影: ガブリエル・ベリスタイン
プロダクションデ
ザイン: カルロス・バルボサ
編集: コンラッド・スマート
音楽: マルコ・ベルトラミ
出演: ジャスティン・チャットウィン ニック
マルガリータ・レヴィエヴァ アニー
クリス・マークエット ピート
アレックス・オローリン マーカス
カラム・キース・レニー ラーソン
マーシャ・ゲイ・ハーデン ダイアン
ミシェル・ハリソン タニー
サージ・ホード
タニア・ソルニア
ケヴィン・マクナルティ
コーリー・モンテース
クリストファー・ハイアーダール
アンドリュー・フランシス

あらぬ疑いから暴行され人里離れた森で瀕死状態となったうえに幽体離脱してしまった少年が、自分の体の場所を伝えて死を食い止めようと奔走するファンタジー・サスペンス。監督は『ブレイド3』のデヴィッド・S・ゴイヤー。出演は『宇宙戦争』のジャスティン・チャットウィンと、これまでTVを中心に活躍してきた新星マルガリータ・レヴィエヴァ。

裕福で成績も優秀な高校生ニック。彼は、いじめられている友人を救ったことがきっかけで不良グループのリーダー、アニーに目をつけられる。そして、ある時警察へ告げ口したと勘違いされ、不良グループに暴行を受けた挙げ句、森に置き去りにされてしまう。やがて瀕死の重傷を負いながらも目覚めたニックだったが、誰も彼の存在に気付かないことから自分は幽体離脱して実の身体が臨死状態にあると知る。死が刻一刻と迫る中、助けを求められず空気のように彷徨うばかりのニック。しかし、主犯格のアニーだけは彼の気配を感じていた。こうしてニックは、良心に目覚めた彼女に全てを託すのだが…。

上記が映画データベースの記述である。
パリでテログループの襲撃があり120人以上が死亡した翌々日にイギリスBBCテレビの深夜映画にかかったものを観た。 殺伐としたニュースがどのチャンネルでも流れている中、暫し何か他の娯楽をと観始めた。 そのうちこれはよくある青春ものにSFとスリラーを絡ませたものだと気づいたものの、もともと青春物は嫌いではないからその組み合わせがどのように展開するのかに興味が移った。 主人公の部屋に架けられたチャールズ・ブコウスキーのポートレート、教室で語られるキーツやホイットマンの詩にこの主人公の内側を覗く示唆となるのだがそういうところに中年の視聴者の眼にも耐えられるようなセンスが加えられているのだろう。 多分観るものにサスペンスを起こさせるのは主人公は我々には見えるけれど登場人物たちには見えないことでそれがなぜ見えなかったり感じられないのか、おかしいじゃないか、というようなもどかしさを感じさせるところなのだろう。 青春物であるから邪悪なものは出てこず安心して筋を追えるわけで、そうなると年配の自分は些か映画のあら捜しをと、いう気にもなるのだがカナダ映画でもあるのでアメリカ映画の臭さもなく、ストーリーは別としてセンスの良さでは昔の文部省推薦作にしても悪くないような今風の作である。 多分今から何か月か経つとこれがどんな作だったか憶えてはいないだろうけれどテレビの深夜映画にかかると観るかどうか、多分映画のトーンに惹かれて観るのではないかと思う。

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