先日紹介した本の第一章に「足のアーチを潰す歩き方がある」という項目があります。
私の足の指のつけ根の痛み・外反母趾の復活・その調整過程をモロに説明してくれていると思いました。
「135.足のアーチはヒトの偉大なる発明である」を2004に書いたことがありました。
http://kokyujyuku.web.fc2.com/zuiso.htm
『足に負担をかけないためにも、足のアーチはとても大切です。
ところが現代人の多くは本来、自分の体重をかける場所である「鐘骨グループを活用せず、小指・薬指ではなくかかとと親指のライン重圧を欠けている場合非常に多いのです。
すると「距骨グループ」は本来の役割以上に主さが掛かり、足のアーチが潰れてきてしまいます。
それが極端になると、アーチがすっかり平たくなり、土踏まずの膨らみが消え、いわゆる扁平足になります。
また親指の付け根を強い力で圧迫し続けると、外反母趾になってしまうのです。
歩行時の体重移動でも、間違った方向で力をかけている人が少なくありません。
人が歩くときの足裏の体重移動ルートを表す「「足裏ローリング」という言葉があります。
一歩を踏み出したとき、足のかかとから小指の付け根、親指の付け根と体重が抜けていくことで、一般的なウオーキングの時にも説明されていることと思います。
この中で私が重要視するのは、体重が一旦足の小指を経由して親指に側に移動することです。
上質な歩行は滑らかな体重移動が必要ですから、いったん小指側にしっかりと重さが乗れば、この間に上体は次の一歩の足の上に運ばれていきます。
軸足の親指は最後に地面から離れますが、その時点ではほとんど重さが乗りませんから、地面を蹴ることなく上がり次の一歩へつなげることができます。
一方、かかとからまっすぐ親指に重心がきてしまうと、上体が前に移動する時間がないので、親指付け根に上体の重さがモロに乗ってしまいます。
軸足の親指が最後に値面から離れるとき、この重さを前に移動しなければなりませんから、強く値面を蹴る動作が必要となります。
本来、足のクッションの役目をする親指側に余分に圧力をかけてしまうので、足の構造が壊れてアーチも潰れがちになり、親指付け根の負担が増え、外反母趾にもなりかねません。』
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