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2009年08月28日07:32

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【バレエ】世界バレエフェス「ガラ」(その3)


★ファニー・ガラ

眠りのアポテオーズの音楽が始まると、
紫のスカーフを頭からかぶった白塗りのマラーホフさんが、
「ちょっと、ちょっと、ちょっと!」(だったと思う)と、
ハンドマイクを握って登場しオケを止めて、「佐々木さ〜ん!」

佐々木さんの挨拶があり、
フェスは奮発して東フィルにした発言(奮発した成果は…?)、
文化をかえりみない政治批判あり、
終演後1時間は精養軒を開けさせた武勇伝あり、
フェッテ手拍子禁止令あり、でファニー・ガラの始まり。
佐々木さんは杖無しだったけど、幕から支える手が常に見えてた。

オープニングの幕に音楽、バレエ・フェスのロゴマーク、
ロゴマークが小さくなって再び大きくなると、
「第13回バレエ・フェスティバル 予告編」になってる。

「コッペリア」のコッペリウスの家にスワニルダ達が忍び込む音楽で、
ロマンティック・チュチュを着たマラーホフさんを先頭に、
(ファニー・ガラ出演者として、マラーホフスキーと紹介されてた)
ショッキングピンクのクラシック・チュチュを着たゴツいオダリスク3人
(マッカテリさんは確定。他はちょっとアヤシいけど、
金髪に赤いリボンがコンヴァリーナさん?
カメラで撮ってたのがバランキエヴィッチさん?)が続く。

後ろにサラファーノフくんもいたかな?
もちろん、押し合いへし合いのお約束あり。
忍び込む先の家より、あなた達の方がよっぽどアヤシいです…。

天井から人形がぶら下がるコッペリウスの家に忍び込んで、
顔が見えないほどの百合を抱えたアルブレヒト発見。
オダリスク達は酒瓶を見つけ出し、小さい丸椅子に座ってラッパ飲み。

「ジゼル」2幕の音楽で、マラーホフ@ジゼルが踊り出し、
アルブレヒトを引っ張り出すと、ヴィシニョーワさん。
バルーンパンツを履いても麗人だ。
アルブレヒトは半分眠っているような夢うつつ状態で、
倒れて眠ってしまったりしてジゼルに起こされる。

ジゼルの結構慣れてるポワントワークも拍手ものだけど、
アームスが優雅で美しい。
おちゃらけを入れずに本気でやったら、どのくらいいけるんだろ。
さすがにリフトはジゼルがアルブレヒトを持ち上げてた。
最後は、合同ガラでシクリャーロフくんがノーヴィコワさんに手の位置を直されてた、
あのポーズでアルブレヒトがジゼルに潰されておしまい。

その間、オダリスク達はカメラで写真を撮ったり、お酒をあおったり、
鉄砲でジゼルを狙うヒラリオン(指揮者のオブジャニコフさん!)を追い払ったり。

登場の順番が怪しいけど、
青い衣装のかわいいランケデム、コチェトコワちゃんが元気良く登場。
ヴェールをかけたギュリナーラ、フツーに上手い。
クルクル回っているうちにヴェールがほどけてしまい、予想通りシムキンくん。
細いけどチュチュを着ると意外に背が高いし、男の子のゴツさがある。
慌ててヴェールを巻き付けるのを、ジゼルとアルブレヒトが手伝う。

その間、ランケデムは何故かオダリスク達に「買ってくれ」アピール。
オダリスク達もノってる。買うのか?!

ピンクの鬘のギュリナーラがポワントを使って踊り拍手をもらったあと、
水色チュチュのサラファーノフ@フロリナ姫が登場。
メイクが大変なことになっている。(どこで止めたらいいか、わからなくなった?)
シムキンくん同様細く、チュチュ姿は背が高く見えた。ポワントワークも結構上手い。
最後は音楽がエンドレスで、目を回しておしまい。

水色のハーレムパンツに水色の上着のアイシュヴァルト@ブルーバード。
さすがの優雅な腕使いに期待が高まり、今まさに踊り出そうとした時に、
「パーン!」と銃声が響き、ヒラリオンに撃たれちゃった。出番短い…。
ヒラリオンがウロウロしてたのは、前振りだったのか。

勇壮な音楽が鳴り響き、
パリの炎の男性衣装で髭をたくわえたオシポワちゃんが颯爽と登場。
「明るい小川」の男装のような美少年。
何故かピコピコハンマーを手にしていて、振り回してる。
男性並みの高い跳躍で観客をどよめかせ、
位置に着く前にフロリナ姫をピコンと叩いてハンマーを手放し、男性ヴァリエーション。
超絶技巧こそ無いものの、男性と同じ業を入れて踊り、大歓声!

すると、舞台上のダンサー達がこぞってオシポワちゃんを囲み、
アルブレヒトの百合を渡したり、サインをねだったり、写真を撮ったり、
の出待ち隊となり、オシポワちゃんはもみくちゃ。

暗転して、コッペリウスの部屋からスロープのある影の王国へ。
先頭はボァディンくん。優雅で上手い。次が確か金髪のカレーニョさんで、
後ろの袖に向かって「早く続いて来い!」とジェスチャーをして、
自身もアラベスクパンシェを始める。

次がブラジルの国旗を鬘に挿したソアレスさん(たぶん)、
マルティネスさんだったかな。(マルティネスカヤと紹介されてた)
フォーゲルくん、カランさん、ボネッリさんなど、
大御所以外の男性ダンサーが次々と出てくる。
(大御所で張り切っている方々も数名いらっしゃいますが)

ゴツいバヤデール達の数を数えるのを忘れた〜。10〜12人くらいだったかな。
男性の数が足りないのか、丸いサングラスに鬘のレイエスさん、
白いチュチュのポリーナちゃん、ブシェさんも参加。
ポリーナちゃんとブシェさんは普通に美しい。
ブシェさんのオデットが観たい。美し過ぎる。

このクラスのダンサー達なので、坂道アラベスクでぐらつくこともなく、
腕使いもきれい。さすがに揃ってはいなくてバラバラだけど。
まぁ、見た目も思いっきりバラバラだし。
中でも一際優雅なしなりをみせているのが、マルティネスさん。

坂道が終わると、位置どりにぐちゃぐちゃになって、
ぶつかったり押しのけたり、他人に正しい(?)位置を指示したり、
みんな短い時間にいろいろやって定位置へ。
美しく踊った後、ヴァリエーションの為に両端に並ぶのに、
ポリーナちゃん(たぶん)が入れなくなって、
みんなすましてポーズしているなか、右往左往。

第1ヴァリエーションはボァディンくん。満面の笑顔で楽しそう。
優雅で結構ポワントも使ってた。
途中、黒子になってない黒子二人に支えられてパをこなし、にっこりポーズ。

第2ヴァリエーションはカレーニョさん。やたらセクシーなバヤデール。
こちらは手慣れた様子でポワントを使いつつ笑いもとっていく。

次に登場したマルティネスさんは、笑顔なしの本気バヤデール。
あまりに見事なため、観客からは「おお〜っ!」と感嘆の声があがる。
ポワントも慣れたものでフェッテまで披露。

その後も一通りこなし、拍手と笑いの混じった歓声で、幕。

前回よりも参加メンバーがずっと多い。
シュツットガルトとハンブルクは、ドイツ繋がりでマラーホフさんに
「女性も参加ね。」と言われてそうだし、サレンコさん育休免除の代わりに、
パートナーをつとめたコンヴァリーナさんを引き入れたんだろうな。

で、「新人は参加だよ。」とオシポワ&サラファーノフ組と、
コチェトコワ&シムキン組を引き入れ、
(シムキンくんはカレーニョさんがいるから強制だよね。)
「あ、女性は足りたのでザハロワさんは結構ですよ〜。」となったとか?

レイエスさんはカレーニョさん繋がりだろうけど、
新人ではないけどベテランでもない男性陣は、どうやって口説いたのかな?
ラテン系はノリがよさそうだけど。
ヴィシニョーワさんはマラーホフさんに付き合ったんだろうね。
コチェトコワちゃんのフェイスブックに、
オシポワちゃんとサラファーノフくんとのショットがあるよ。
二人とも男装女装を楽しんでそう。


★フィナーレ

オケは帰っているので、テープでフィナーレ。
女性のアルファベット順なので、ハンブルクペアがトップ。

ブシェさんは赤いドレスの衣装に早替え。
頭は間に合わず、白鳥のような飾りのまま。
ボァディンくんは頭もチュチュもそのままに、笑顔で出てきた。

コジョカル&コボー組は春の声の衣装だったと思う。

オージートリオの女性二人は私服。
男性バヤデールは白いカットソーにチュチュと鬘だったので、
大体のダンサーは鬘とチュチュとポワントを外し、カットソーにジャージ姿。
カランさんがそうだった。

シュツットガルトペアはじゃじゃ馬衣装だったような。
バランキエヴィッチさんは、ジャージだったか曖昧。

デュポンさん、イレールさん、ルグリさん、ニコラさん、ロスさんとジルさんは
衣装だったか記憶に無い。

ギエムさんはTWOの衣装。

コチェトコワちゃんは、
ランプシェードのように少し下がり気味の白いメドーラのチュチュ。
シムキンくんは私服で黒いジレがオシャレだった。

ルテステュさんはジゼルの衣装。
さっきまでノリノリだったマルティネスさんは、
何事も無かったように麗しいアルブレヒト姿で登場。着替え早〜い!

ヌニェスさんは衣装、ソアレスさんはジャージだったと思う。

オシポワちゃん&サラファーノフくんはファニー・ガラのまま。
君たちは着替える時間あったでしょっ!(^o^)

レイエスさんはジュリエットの衣装に着替えていたような。
カレーニョさんは鬘だけ外してチュチュのまま。

ロホさんは私服だったかなぁ。記憶が曖昧。
ボネッリさんはジャージだった気もする。

サレンコさんは私服で、オレンジや黄色のカラフルなティアードトップスに、
クロップドデニムだったかな。
コンヴァリーナさんはジャージだと思う。

ポリーナ&フォーゲル組は
グラン・パ・クラシックの衣装に着替えていたような記憶。

上野さんはキトリ衣装で、マッカテリさんはジャージだったかなぁ。

ヴィシニョーワ&マラーホフ組は、この二人らしい私服。
(マラーホフさんはもちろん紫色。)他の人じゃ着こなせません。
それでもヴィシニョーワさんはおとなしめだった。
前回の大きな等身大唐子プリントドレスには、驚愕したからねぇ。

ザワロワさんは黒いミニドレスにハイヒール。
衣装姿も美しいけど、私服はまた違う美しさ!
ウヴァーロフさんは、
ゆったりとした白シャツにベージュパンツのリラックスモード。

一列に並んだところへ、一人一人にミニブーケが渡される。
下手側のダンサーは、介添えの男の子をつけた佐々木さんが手渡し、
ハグしたり握手したり。(上手側からは職員が手渡し。)
サラファーノフくんとカレーニョさんはチュチュなので、
バレリーナのレベランスをして受け取ってたよ。

その後は手拭い投げ。
Bプロ千秋楽ではマラーホフさんがはじけていたらしいけど、
この日は割とおとなしくしてた。
最後まで楽しそうに投げていたのは、カレーニョさん。

終わってみれば、筑波と鈴鹿の耐久の中間、6時間耐久バレエだったけれど、
本当に楽しかった!
疲れてもテンション高くて寝付けず、翌夕方にすごく疲れを感じた。
翌日は休暇をとるのが良いかも。

17時開演だと仕事帰りは無理で、結局休暇をとることになるから、
15時開演の21時終演で良いんじゃないかと思うけど、
佐々木さんとしては、観客がドレスアップする特別な公演として、
マチネじゃなくソワレにしたいんだろうね。

       *     *     *

それにしても師匠の記憶力と表現力は大したもんです!
舞台の様子が目に浮かぶようです。(^^)
(でも、「筑波と鈴鹿」がわかった人はどのくらいいるかな...。(^^;))

ところでササチューさん、ファニー・ガラだけ集めてDVD作ったら、
凄く売れそうな気がするんですけど。(^O^)
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