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2009年07月29日08:49

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【酒】No.8

「もや○もん」の第8巻、
お題は夏にぴったりのビールです。(^◇^)

冒頭に、「ランビック」という、
ベルギーのすっぱいビールの話がありますが、
それで思い出したことが。

経緯とか、どこのナニとかは、
もうすっかり忘れてしまいましたが、f(^o^;)
ある地ビールの3種類セットを通販で買ったところ、
中にものすごいすっぱいビールがありました。

酸味があるとかいうレベルではなく、
お酢でも混ざってる? というくらい、すっぱい。

...登場人物と、まったく同じ反応をしてました。(^o^;)

そこで製造元に電話して、事情を説明したところ、
産直でもう1セット、送ってくれたのですが、やはりすっぱい。
たびたびごめんね〜、とまた電話してお話をうかがうと、
ソレはそういう種類のビールなんですよ、とのこと。

...それを先に言ってくれよ〜。(^^;)

でも、種類の名称は「ランビック」タイプではなかったし、
ビア・バーの店長さんによると、
ベルギーの特殊な天然酵母が必要なので、
日本でそれを醸せる蔵は聞いたことない、とのこと。
よしんば本物の「ランビック」タイプなのだとしたら、
日本では馴染みがほとんどないビールなのだから、
メーカーには説明責任がある、とも。


ビールで思い出したことがもうひとつ。

まだビールが好きでなかった頃、
(だってさー、大手のビールって、
炭酸と温度差による物理的快感があるだけで、
はっきり言ってマズいでしょ。(^^;))
中国船籍の客船で、神戸から上海へ渡ったことがありました。

上海へは飛行機だと半日もかかりませんが、
船だと2泊3日の長旅です。

食事になると、
頼む前からテーブルにはビール瓶が並んでおり、
これがまったく冷えてない。

暑い時期だったので、冷えてるのに代えて、
と頼むと、そんなのナイ、とのこと。
そしてニコニコしながら問答無用に抜栓していく給仕さん。(^^;)

最初はぬるいビールなんか飲めるか、ばっきゃろー、
と、同行者たちと一緒にぶちぶち言っていたのですが、
料理は油っぽい本場の中華だったので、
やむなく水代わりに飲んでいると(水もぬるくておいしくナイ)、
不思議なことにこれが美味しく感じてくるのです。

結局、上海から横浜への復路では、昼夜はもちろん、
朝から揚げパンを肴に、ぬるいビールを飲む始末。でも、美味しい。(*^^*)
麦の甘みと旨みがしっかりあって、ホップの苦味が適度なアクセントに。
ビールって、こんな飲み物だったんだ〜。(@_@)

日本に戻ってもその味が忘れられず、
ビール専門店で探したりもしていましたが、
当時は輸入量が少なく、たまにしか飲めませんでした。
そうこうしているうちに地ビール・ブームが到来、
その中国ビールのことは、忘れてしまいました。

数年後、デパートのお酒売り場で偶然そのビールと出会い、
懐かしさに1本買うと、さっそく晩酌の供としたのですが、
抜栓したとたんに嫌な予感が。

香りがですね、どぶ川の臭い。(UU;)
おそるおそるひと口含みましたが、
思い出の味は影もカタチもないどころか、
薬臭くて飲み下すことができませんでした。

最悪のボトル・バリエーションだったのだろうかと、
後日別の店でみかけたものを試してみましたが、
やはり同じようにマズくて飲めませんでした。

その中国ビールとは、「青島ビール」。

地名からご想像のとおり、
19世紀末、租借地に進出を果たしたドイツのビール会社が起こした銘柄で、
第1次世界大戦後は日本のビール会社が技術を継承していました。

そして第2次世界大戦後は中国企業のものとなり、
細々と生産が続いていたところ、近年の経済復興を背景に、
大量生産への道を走ることとなりました。

私がこのビールと出会ったのは、
大量生産期に移行する前後だったのです。
その後、このビールには手を出していませんが、
味は改善されたのでしょうか...。


今日は午後から外で仕事。終わったら、
ビア・バーでウルケル飲むぞー!(^◇^)
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