ゆうべは、近所の酒屋が店舗2階で開く、
恒例のお気楽ワイン会でした。
3,000円ポッキリで1,000〜10,000円のワイン20種飲み放題というお手頃企画、
今回のお題は「夏だ! 冷やして飲もう、ロゼと白ワイン」。
しかし、暑い日でしたね〜。(UU;)
会場に着いた時はぼーっとしてしまい、
最初のウェルカム・ワイン(ロゼのスパークリング)を、
無意識にたっぷり注ぎそうになりました。f(^^;)
印象に残ったのは4種類。
スペイン(メディオディア・ロサド)とチリ(ミゲル・トーレス)のロゼ2種が、
ともに1,280円という今回の最安値ワインにもかかわらず、
香りも味もしっかりとしていて、まさに「お値段以上」。(^^)
これで品質が安定していれば、言うことなしです。
(このクラスは、ボトルやロット毎の状態がまちまちなんですよねぇ。)
白では、クーリー・デュティユの「ブラン・ド・フラン」(2,500円)と、
ラ・ギターナの「イダルゴ・ブランコ」(2,100円)。
ともに「白」のイメージから逸脱した風合いが特徴の個性派です。(^O^)
というのも、まず「ブラン・ド・フラン」ですが、
葡萄品種がカベルネ・フランなんです。
...ここで反応された方、ワイン、結構飲んでますね。(^O^)
カベルネ・フラン、本来は赤ワイン用の葡萄なんです。
といっても中まで赤いわけではないので、
色素が滲出する前にジュースと皮を分離してしまえば、
赤ワイン用の品種からでも白ワインは造れます。
...グラスを蛍光灯に透かしてみると、
ほんのり赤味がかっているのは愛嬌ということで。(^o^)
格付けはヴァン・ド・テーブルですが、
あちらの五月蝿いルールに則った品種を使っていないからで、
こちらも「お値段以上」の美味しいワインでした。(^^)
ワイン会には、ちょっと遅れて行ったのですが、
1本のワインの前に数人が集まり、
「うげー」「なんじゃこりゃ〜」「青汁?」「ニミ○ツ・メイドだな」
という、およそワインを飲んでの感想とは思えない単語が
飛び交ってました。(^^;)
試飲グラスにおそるおそる鼻を近づけ、まずは一かぎ。
...むせました。(^o^;)
複雑で濃厚な香りがたちのぼり、
たしかにオレンジ・ジュースに似ている成分もあります。
そして口に含めば、これまたフレッシュとは言いがたい、
けれど樽熟成されたものとも異なる濃密な味わい。
「なんじゃこりゃ〜」と言いたくなる気持ち、わかりました。
なんだろう...味醂?
ただ、香り、味とも不愉快なものではなく、
余韻も綺麗に抜けていき、けして悪いワインではありません。
香りなど、なじみがないというだけで、
むしろ今回開けてくれたドーヴィサの「シャブリ」よりも良いくらいです。
改めて試してみると、初めて体験するワインにもかかわらず、
なぜかよく知っている香りと味が。おや〜?
店長さんにそのことを告げると、
「これはヘレス産のワインで、品種はパロミノなんですよ。」
...ここで反応された方は、シェリー好きですね。(^^)
私もシェリーが大好きなんです。(*^^*)
何十種類とあるワイン用葡萄品種ですが、
パロミノはシェリーを醸す時に使われる、
わずか3つしかない品種のうちの代表的なもので、
酒精強化用ブランデーの醸造にも使われます。
それとは別に、パロミノを使った白ワインもある、
という話は以前から知っていたので、そのうち飲んでみたいと
思っていたところでした。店長さん、ありがとー。(^◇^)
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