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日記一覧

1957年の物語として展開します。出征した夫が、戦後10年以上を経て戻ってこないというエイダ・ハリス(レスリー・マンヴィル)が主人公。ハリスさんは通いの掃除婦として生計を立てています。没落貴族や俳優志望の若い娘などが顧客ですが、賃金の支払いが滞って

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いや、別にワールドカップ・サッカーで日本がコスタリカに負けたからどうこうという意味ではありません。単に今年は訃報が身にしみて感じられるというだけ、という個人的な事情です。先月半ばに、義理の兄(姉の旦那)が突然亡くなったのでした。義兄とは、コロ

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あ、まずお断りしておきますが、人生を変えるほどのクラスで“いい映画”と言っているわけではありません。でも、物語が進むにつれて乗せられ、ついには二人の野郎どものトンデモ行動劇を、目一杯楽しんだというしだい。傍役として登場する女優陣も、アイ・キ

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北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)に帰国事業が行われたのは1959年から1984年までの24年間で、9万人を超える日本人妻が帰国(と呼べるのかなぁ)したようです。今回のドキュメンタリーでは、熊本県で訪問介護の仕事をしている林恵子さんの姉・愛子さんが、1960年

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11月11日に中野サンプラザで行われたベルウッド50周年コンサートは、僕の人生の第2四半世紀初頭を振り返らせてくれる、実に貴重なコンサートでした。その前半についての感想は11月13日の日記に書きましたが、後半についても記したいと思います。ということで

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スターチャンネルの“老舗フランス映画会社「PATHÉ(パテ)」セレクション”という特集の中の1本として見ました。「Z」(1969)でアカデミー外国語映画賞を取り、「告白」「戒厳令」と政治的な題材を好んで選んでいた監督さんです。コンスタンタン・コスタ

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はい、メキシコの“スリー・アミーゴス”と呼ばれた、“5年間にアメリカのアカデミー監督賞を4回受賞した監督”たちの中心的人物です。僕はこれまでの彼の監督作で日本公開された映画をすべて見たことになります。アキレハテタ・ゴロツキ・イヤニナルと改名

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かつてソフト化されたときにVHSでコピーしておいたものを見ました。2000年にDVDが発売されているようで、同じ素材だと思います。つまり「獣人」のようにきちんとしたデジタル・リマスターではなく、レーザーディスク用にテレシネした素材だと思います。

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スター・チャンネルという有料BS放送は、ポロポロと今まで見ることのできなかった作品群を放送してくれるので油断なりません。このあいだジャック・リヴェット作品を並べたと思ったら、今度はクロート・シャブロル作品です。「野獣死すべし」(1969)、「肉屋

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6月に見た「フォールアウト」を英会話のネタに取り上げ、ネットで見つけた略語ページを資料に使いました。主人公ベーダ(ジェナ・オルテガ)が携帯のショートメール(ツィッターか?)で妹と会話するのですが、まず“911”とありました。これは流石に僕でも“緊

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アメリカでは24年目のシーズンに突入している長寿番組です。しかし22シーズン目の放送は、コロナ禍という関係からか全16話で終了しました。その不満を晴らさんがためか、23シーズンは第1話「帝国の反撃」からなかなかの展開でした。つまり、正義の遂行を目指

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パラマウントの副社長として、70年代の隆盛を築いたロバート・エバンス(マシュー・グード)と、その右腕として働いたアルバート・ラディ(マイルズ・テラー)を軸に、大ヒット作「ゴッドファーザー」制作の裏側を描く全10回シリーズです。第1話「空席」が正味65

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スターチャンネルで放送してくれました。imdbの得点が6.7(2022年11月17日現在)なので、録画してしばらく放置しましたが、内容に不満はある(ディベートに正義は不要だとするプラグマティックな発想です)けれど優れた作品だと思います。「戦争より愛のカンケイ

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とりあえずオリヴィア・ワイルドの監督作ですから、劇場に駆けつけました。←公開しているのを知らなかったもので(ちぇんさん、ありがとう)。オリビア・ワイルドの監督第2作(短編などは除く)のようです。前作「ブック・スマート」はイマイチだったけど、今回

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先日見た、ベルトラン・タベルニエ監督の「フランス映画への旅」で取り上げられていたので、ちょうどいいと見ました。この時代の映画をハイビジョンで録画するとHDDを圧迫するのでDVDレベルでの録画ですが、とりあえずデジタル・リマスターされているの

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「サイコ」は、50年くらい前にNHK教育テレビ(だったと思う)で字幕放送したものが初見でした。しかもそれを見たのが先輩宅。始まったら終わるまでずっとテレビに釘付けとなりました。それ以後、DVDは買ったしハイビジョン放送でも何回か見直しています。そ

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開場の1時間ほど前に、ベルウッドが会社組織になったときの仲間・デザインの茂木さんに制作デスクの浅野さんと中野駅前で待ち合わせ、ガストで腹ごしらえしました(食事は僕だけだけど)。そろそろだなと中野サンプラザの階段を上がっているとき、浅野さんが“

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キングレコードの中にベルウッドというフォークレーベルが出来て、今年で50年となりました。そしてその翌年の1973年にキングベルウッドレコード株式会社という別会社となったとき、僕は大阪から上京してベルウッドレーベルの販売促進担当となったのでした。前

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僕は2021年2月から荒木太郎さんといまおかしんじさんが原告である名誉毀損裁判を傍聴しています。一審の判決が出て原告側が控訴していますから、その裁判の行方は知的財産高裁へと舞台を移し、11月30日から上告審が始まります。そんな関係で、著作権はどのよ

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この映画はまず、売れっ子カメラマンのジャニス(ペネロペ・クルス)が、スペイン内乱初期に彼女の故郷で起こった集団虐殺事件の遺骨を発掘するという話から始まります。撮影の仕事でモデルだった法医学者アルトゥーロ(イスラエル・エレハルデ)に、どうすれば実

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先日「大いなる驀進」を、この映画と間違えて見てしまいました。どちらも鉄道マンの話で、三國連太郎と中村嘉葎雄が出ていて、関川秀雄監督で新藤兼人脚本ですからね。公開時は小学校6年生でしたし、東映映画はほとんど見せてもらえなかった…。今回見て、こ

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まず邦題ですが、「ブリュッセル 1080 コメルス河畔通り 23番地 ジャンヌ・ディエルマン」という表記と「ジャンヌ・ディエルマン ブリュッセル1080、コメルス湖畔通り23番地」という2種類があるようです。ブリュッセルはベルギーの町で、1080は郵便番号だ

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スターチャンネルで放送してくれました。何しろ3時間21分あるので、見終わるまで何日かかるだろうと心配でしたが、たまたま見始めたらほぼ一気に見てしまいました。フランス本国では2017年に、52分もののTVシリーズとして9回放送されたようです。個人的な映

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僕は2019年3月に、ザ・ドキュメンタリー「密着1年!監督・工藤公康55歳 〜優勝請負人の知られざる素顔と変革〜」という番組について書きました。今度はNHKが取り上げたわけです。僕はNHKの「球辞苑」は欠かさず見ています。でも司会者たちがゲストをヨ

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僕が“クルド人”という言葉に接したのは、2003年ごろだったと思います。「酔っぱらった馬の時間」というビデオの紹介記事を書くための資料で知りました。そこには“4000万人もいる民族だが、独自の国家を持たない”とありました。僕は“民族”という発想を基

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フラレ・ピーダセンという監督さんは「わたしの叔父さん」しか日本公開されていませんが、2016年に初の長編「Hundeliv」(意味は“犬の生活”だそうです)を作り、「わたしの叔父さん」のあと2022年に「Resten af livet」(“残りの人生”の意味)を作っています

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「グッド・ナース」で知ったデンマーク人監督・脚本家のトビアス・リンホルムをさらに追いかけました。やはり気になる作品は録画しておくものですね。今回はHDDに入ったままにしてありました(恥を知れ!ですよね)。オールシネマ・オンラインのページには“201

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例えばオールシネマ・オンラインには出演者名が15人並んでいます。コピペすると、クリスチャン・ベイル、マーゴット・ロビー、ジョン・デヴィッド・ワシントン、クリス・ロック、アニャ・テイラー=ジョイ、ゾーイ・サルダナ、マイク・マイヤーズ、マイケル・

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このトマス・ヴィンターベア監督作品は、トビアス・リンホルム監督作だと誤解して録画しました。実は脚本としてトビアス・リンホルムがかんでいるだけ。僕は、映画を見て脚本がいいのか監督がいいのか、区別できません。映画はすべて監督の作品だとして見てい

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はい、「グッド・ナース」という医療サスペンスを作ったデンマーク人監督トビアス・リンホルムが、2015年に発表したアフガニスタンの戦争を描いた作品です。僕は軍隊というものの存在を否定し、いかなる戦争をも否定したいと考えていますが、その立場は現実問

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