mixiユーザー(id:19073951)
日記一覧
- なぜ勉強しなくてはならないのか？
- 2021年12月31日13:06
今年読んだ本の中で、最も刺さったのは「大学授業がやってきた！知の冒険 桐光学園特別授業」の講義録シリーズ。「学ぶって愉しい!」を テーマに、各分野の第一人者が学びの喜びを語る。偶然にも講師は縁のある方々や私の好きな人物が多く、立花隆と建築家妹
- 一期一会の「ズレ」と「不ぞろい」そして「音楽の危機」
- 2021年12月20日18:24
 |
 |
先日、本当に久しぶりに、オーケストラの生演奏を聴きに行った。私の好きな指揮者のシャルル・デュトワの手による、これまた私の好きな武満徹「弦楽のためのレクイエム」、ラヴェル「ピアノ協奏曲ト長調」、ストラヴィンスキー「ペトルーシュカ」というプログ
- つながると おもしろい
- 2021年11月26日18:43
 |
 |
脳内ではニューロンと呼ばれる神経細胞がシナプスを介してつながっていて、電子回路のようなネットワークで情報を伝達している。脳の情報伝達は、ニューロンの電気信号がある大きさを超えて発火し、次にシナプスにおいて神経伝達物質という化学物質が放出され
- 日々日記 尊敬するあるマイミクさんのために、そしてわたし自身のために
- 2021年11月24日12:25
「どんな悲しみでも、それを物語に変えるか、それについて物語ることができれば、耐えることができる」〜イザク・ディーネセン（作家）悲しみは終わらないかもしれない。しかし、人生もまた終わらない。悲しみの事実や意味を自分の歴史の中に位置づけ、新たな
- 日日日記「ほどよく楽観的に」
- 2021年11月21日13:51
 |
 |
「こころとのつきあい方〜１３歳からの大学授業 桐光学園特別授業�后廚鯑匹燹Ｌ召世燭襪修瞭擦梁莪貎夕圓燭舛旅峙繊�決して中高生向けの「分かりやすく面白い」話題ではなく、生徒を一人一人の人間、一人前の聴衆として語りかける。その専門性ゆえ、真実探求
- 深まる秋に ”A string around autumn〜秋をたたむ紐”
- 2021年11月08日17:17
 |
 |
 |
「リュリ，クープラン，ラモー，ドビュッシー，メシアンに至る，香気あふれるフランス音楽の系譜に，私が，他のどの音楽的伝統にも増した親近性を感じるのは，そこに音楽的色彩に関する，詩的で繊細な，感受性の歴史を見たからにほかなりません。私は，ドビュ
- 日日日記「バブー！！」
- 2021年10月22日18:49
 |
「音楽と言語は脳に共通した神経資源を共有しながら、独立した経路も持っている。前頭葉と側頭葉では音楽と言語がごく近くで処理され、一部は重なり合っていることから、生まれたばかりの頃は音楽と言語を処理する神経回路に区別はないと考えられる。生後まも
- 人の心を動かすことができなければ、芸術ではない
- 2021年10月08日18:32
 |
「人の心を動かすことができなければ、芸術ではない〜連続講座：芸術は何処へ?」を読む。芸術はどこへ向かっていくのか。美術評論家、経済学者、哲学者、動物行動学者、音楽学者らといった、芸術と「外部から」向き合う者と、画家、陶芸家、指揮者、演奏家、
- 日日日記「居心地のいい場所」
- 2021年09月12日16:58
 |
NHK BS「まいにち養老（孟司）先生、ときどき…」を見る。「どういう状況なら自分が落ち着いて安定していられるか、それぞれの人がそれが分からなくなった。そんなの分からなくなったら生き物として最低でしょう。それでまる（飼い猫）を見ていた。猫を見てい
- 人の道、車の道、芸の道
- 2021年09月07日18:42
 |
私の職場は、ほぼ3年おきに転勤がある。転勤の都度、勤務先が自宅近くなら徒歩か自転車、交通の便のいい職場なら電車かバス、それ以外なら自家用車と通勤手段も変わることになる。このところは、コロナ禍の感染防止対策のため、公共交通機関での出勤を避ける
- 五番勝負、世界の武満vs世界のサカモト
- 2021年08月31日18:50
 |
武満徹と坂本龍一は、ともに私が愛してやまない作曲家。ほとんど独学で作曲を学び、それゆえに西洋音楽の楽典楽理の束縛に拘束されることなく、自由な発想で独自の音世界を築いた武満徹。一方、アカデミズムのまっただ中に身を置きながら、現代音楽のあまりに
- 思考の可視化
- 2021年08月28日08:03
 |
言語化するということ、言葉にしてみることは、「思考の可視化」だと思う。不定型なモヤモヤに形を与え、まず自分が何を考えているかを客観的に整理し、そしてそれを他者に伝えることを可能にすることが言語の役割だが、しかし一方で、言語化することで、形を
- 空間を切り裂く音の衝撃、そして世界の創造 〜改めて聴く武満徹”November steps”
- 2021年08月16日17:24
 |
 |
没後25年、改めて「武満徹」の名を世界に知らしめた”November steps”を聴いてみた。”November steps”は日本の伝統楽器である琵琶、尺八に対し、西洋音楽の代表格であるシステムであるオーケストラと競争、協奏、あるいは狂躁させ、両者が共存し、かつ闘争
- 日日日記 正義の「見方」
- 2021年08月07日23:38
「正義」よりも、あるいは「正義の味方」よりも、今求められているものは、正義の「見方」ではないか。「正義」について見る、そして語る（主張する、批判する、肯定する、否定する）際には、5W1Hの観点が不可欠なように思う。when：いつの時代の正義なのか？
- 背負わせすぎ
- 2021年07月18日09:12
先日公表された、東京オリンピック／パラリンピックでの開会式音楽に起用された小山田圭吾が、過去に障害のあるクラスメートにいじめを行っていたこと、そしてそのような過去を持つ音楽家を登用してよいのか？と、物議をかもしている。田中知之、小山田圭吾が
- 日日日記 想像を超える創造
- 2021年07月11日19:46
「僕、一つの歌詞を書くのに、多いときで100パターンくらい書くんですよ。一つの歌詞に100種類くらい書いて、それを無作為につなぎ合わせると、自分が想像していなかった意味が自分の言葉の中から生まれてくる」（100パターンくらい書いて、これで完成したと
- 日日日記 期待について
- 2021年05月22日17:57
期待とは、時「期」を「待」つこと。「期待」に「期待」以上のものを背負わせるから、失望も起きる。根拠のない不安にさいなまれることなく、しかるべき時期を待つ。それを期待と言うのだと思う。「悲観は気分、楽観は意志」〜アラン「幸福論」より
- 日日日記 学問について
- 2021年05月11日23:34
「学ぶ」だけでは、知識は得られても「学問」にはならない。「問い：疑問」を持つこと、問い方を学ぶこと、そしてその問いへの解答の導き方を学ぶこと。「学び」と「問い」、そしてまた「学び」。それらがひとつながりのものとなることを「学問」というのだと
- 見えるものと見えないもの、聞こえるものと聞こえないもの、命あるものと命ないものの間に
- 2021年05月09日16:39
 |
 |
日曜美術館「孤高の花鳥画家 渡辺省亭」を見る。花鳥へのたぐいまれなる細部にわたる観察眼と、そしてそれをあますことなく絵画に表現しうるだけの技術の粋を極めたかのような洗練された筆致、西洋絵画と日本画の魅力を兼ね備えたかのような、華やかでもあり
- 日日日記 音について
- 2021年04月18日09:18
私たちの生活は過剰な音楽にあふれている。TVのCM，店や建物内のBGM，目覚ましのアラーム音，電話の保留音，風呂や炊飯器の炊きあがりを表す音・・・昨日のブラタモリ「岩石スペシャル」で，タモリが「蕎麦の名店のBGMでジャズが流れていると，ジャズにも蕎麦
- 日日日記 ピアノに物言わせる
- 2021年03月06日08:20
 |
「目に物言わせる」：目つきで気持ちを伝えること。先日ピアノを弾いていたら，自分の演奏が自らが発した声のように，抑揚を付け何か伝えているように「ピアノに物言わせる」と思う瞬間があった。「僕のピアノは，僕自身の声で語り，歌う」とは，尊敬する坂本
- 日日日記 言語・論理・ことば
- 2021年01月31日16:40
言語には２つの側面があると思う。まずは，「オレは，私は，これを伝えたいんだ！」と，自らの思いを表現する手段としての言語。そして，曖昧模糊とした「何だか分からないけれどモヤモヤした感じ」とした気持ち，感情を，一度言葉にしてみることで「ああ，私
- 日日日記 音の命
- 2021年01月17日11:14
 |
先日ピアノを弾いていたときに，ふと覚えた，あの感覚。今まで経験したことのない感覚。自分の出した音が，今，自分の居るこの空間に解き放たれ，そして音と自分とがこの空間に溶けていくような感じ。音が発せられた瞬間，音はこの世に溌剌としたエネルギーを
- 日日日記 言語，芸術と魔力
- 2021年01月04日19:05
 |
言語は，曖昧さを除いて，事物を個別特定に指し示す。「黒」という言葉から「白」の色彩を連想する人はいない。さらに「黒」と「白」の中間状態も「グレー」という言葉で表現できる。しかし，「黒」と「グレー」の間には無限の段階が存在し，同様に「グレー」
