大王と絵師（後編）（前編より続く）　それからの三日間。三男王は帝都に滞在していたが、協王は最初の会談以来、三男王には会っていなかった。　三男王の相手は、既に家臣に任せっきりにしていたのである。　王とはいえ、既にそれが今の三男王への扱いとし

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　大王と絵師（前編）【本編】　さすがに今回の一件は一言言わずにはいられない気持ちでいっぱいであった。　いや、一言ですむはずはない。　二言？　三言？　いやいや数時間はぶちまけたいほど溜まりにたまっている。　実際に大王はまれにみる温厚な性格なの

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　八大龍王伝説【４１６　遺言（弐）】〔本編〕「……それでは、その監禁していたウバツラ以外の者はどこにいるのだ？」「もう、リーダーも監禁されていないので、八人の行方ということになりますが、少なくとも一人は消滅しています」「一人消滅している？！

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　八大龍王伝説【４１５　遺言（壱）】〔本編〕「最後に瞬間移動で逃れたか。しかし、それがマナシの最後の術であろう。いずれにせよ、マナシさえいなくなれば、余に対抗できる者はいない。余が先代のウバツラを殺したとき、マナシは余を捕えることに成功した

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　八大龍王伝説【４１４　対の呪い】〔本編〕　このシャカラとマナシの戦いは光獅子一〇五四七ノ日まで続いた。　地上界の時間で龍王暦一〇六〇年四月日である。　この間、戦いを続けていたのはシャカラとマナシだけではない。　白き小型龍（ヴァイスドラゴネ

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