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魔方陣についてコミュの?11以上の素数サイズの完全立方陣

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今回は11以上の素数Nを一辺の大きさとするNxNxN立体の断面のNxN平面上に並ぶ数字が、どの断面についても、汎魔方陣からなる完全立方陣の作り方を示します。

 (前回? http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=2750487
  で提示した、7x7x7の立方陣では、対角面上の
  魔方陣が汎魔方陣でないので、完全立方陣では
  ありませんでした。)

まず平面での例を先に挙げて、後で3次元での内容を示します。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜まずは2次元での話:ここから
(等幅フォントで御覧ください:MSPゴシックでなく例えばMSゴシック)

以前?http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=2017172
で下図のような製法による汎魔方陣を示しました。
   (汎対角方向の数字の和も等しい魔方陣です)

8800 4040 0202 1001 1111 14 11 5 4
0088 +0404 +0202 +0110 +1111 =1 8 10 15
8800 0404 2020 1001 1111 12 13 3 6
0088 4040 2020 0110 1111 7 2 16 9

これを最下行を最上行へという具合に、巡回シフトしても
下図のように対角条件が満足されていることから。

0088 4040 2020 0110 1111 7 2 16 9
8800 4040 0202 1001 1111 14 11 5 4
0088 +0404 +0202 +0110 +1111 =1 8 10 15
8800 0404 2020 1001 1111 12 13 3 6


●これで下図のように平面にすきまなく反復 充填して敷き詰めた場合には

14 11 5 4 14 11 5 4 14 11 5 4
1 8 10 15 1 8 10 15 1 8 10 15
12 13 3 6 12 13 3 6 12 13 3 6
7 2 16 9 7 2 16 9 7 2 16 9
14 11 5 4 14 11 5 4 14 11 5 4
1 8 10 15 1 8 10 15 1 8 10 15
12 13 3 6 12 13 3 6 12 13 3 6
7 2 16 9 7 2 16 9 7 2 16 9
14 11 5 4 14 11 5 4 14 11 5 4
1 8 10 15 1 8 10 15 1 8 10 15

◆汎魔方陣なので、どこからででも任意の場所から、
 4x4区画をとりだすと、それは魔方陣になっています。

■・・・逆に、下図のように任意の数を中心にして考えた場合は
 どの数字を中心に選択しても、その周囲8方向とで
 1列に連続して並ぶ、N個の数字の和はどこでも
 すべて一定になります。
10+15+1+8=3+9+14+8=13+2+11+8=12+9+5+8=34:定和


 3   13   12
  9  2  9
   14 11 5
10 15 1 8 10 15 1
   12 13 3
  9  2  9
 5   11   14


  4方8方、各方位にならぶ、数字の並びは、それぞれ、
中心の数字(上の例では8)を隅や縁に配置した魔方陣の
一部とみなせます。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜2次元の話:ここまで。

・・・・・以上と同様のものを立体でも構成できます・・・・

 3次元空間上の格子点の座標(i,j,k)に下記★式の数字を
 配置することで、上記と同様に、任意の方向に、連続して
 並ぶN個の数字の和が一定になります。

次の★式はNが11以上の素数で NxNxNの大きさの
完全立方陣をしめします。 

★
Q[i][j][k]=
N*N* mod(  i + 2*j +4*k , N)
+ N* mod( 2*i + 4*j + k , N)
+  mod( 4*i +  j +2*k , N)
+1

 ここで mod(x,N)はxをNで割った余り。
    0≦i,j,k<N、N≧11、Nは素数

●この立方陣で3次元空間を透き間無く、充填すると:
 
 ◆そのどこからでも任意のNxNxN区画の立方体を
 取り出すと、それは立方陣になっています。

 ■一箇所の数字から、隣接する周囲26方向いずれに
 ついても連続するN個の数字の和は等しく一定です。


・・・・★式が完全立方陣である証明は
 【1】重複なく1からNの3乗までの数字から成り立っていること
 【2】ΣQ[i][j][k]が、任意のi,j,kの方向について一致すること

この2つを証明していきます。

【1】は次の行列QがNを法とする剰余系で逆行列を持つことから証明されます。
  ここでは3次元の例で説明しますが、何次元でも同様です。

124
241
412

この行列と(i,j,k)の縦ベクトルとの積で
        (便宜上、ここでは縦ベクトルを横書きで示します)
Q(i,j,k)=Q(i',J',k')ならば、Q(i-i',j-j',k-k')≡0から
Qの逆行列を両辺にかけて(i-i',j-j',k-k')≡0 ゆえに
(i,j,k)=(i',j',k')よって、異なる(i,j,k)の組み合わせでは
★式が一致することはなく(0≦i,j,k<N)の範囲内の
NxNxN個の数字は皆異なります。とりうる値の範囲は
1からNxNxNまでなので、この範囲全ての数から成り立っています。

【2】平面の場合と同様に、3次元空間に反復充填した場合を
想定して、どの方位についても連続して並ぶN個の数字の和が
等しいことを示します。

 (i,j,k)番目の数字Q[i][j][k]に
  隣接する(i+α,j+β,k+γ)の位置の数字Q[i+α][j+β][k+γ]
  とで、その増減を調べてみると
 (ここで、α、β、γは{-1,0,1}のいずれかを示す。
  ただし、α、β、γの組み合わせは 全部が0の場合を
  除く26通り。つまり立体上なので(平面でいう四方八方でなく)
  13方26方向に相当する)

Qの増減については、modの各項を個別にみると、
すべて、Nと素になる関係の増減である:
 (α+2β+4γ、2α+4β+γ、4α+β+2γ)これらは
  α、β、γが0または±1の値をとる
  (3項同時には0でない)場合には、
   いずれも、±1から±7までの値をとり、
 
 これが11以上の素数Nとは、素の関係であるから、
 その0倍からN−1倍までの間には、
 Nの剰余系で、0からN−1までの数字が全て含まれる。
 
以上が26方位の各直線上に並ぶN個の連続した数字の和が
一定であることの証明です。



・・・・これでできあがった完全立方陣では、
 辺に並行な方向と
 各表面に平行な面での対角線
 立方体の中心を通って反対側の頂点を通る立体的な対角線

これら以外に、全ての汎対角線方向での和が等しなり
最上段のNxN魔方陣を最下段に巡回シフトしても、
全体が立方陣になっているという具合です。

全ての断面NxN魔方陣が 汎魔方陣で成り立っています。

3次元空間をこの立方陣で充填すれば、どこからNxNxNの
立方体を切り出しても、それが立方陣になっていると
いうことで★式には、C1,C2,C3任意の定数を加えて
    (ここで0≦C1,C2,C3<N)
★
Q[i][j][k]=
N*N* mod(  i + 2*j +4*k+C1 , N)
+ N* mod( 2*i + 4*j + k+C2 , N)
+  mod( 4*i +  j +2*k+C3 , N)
+1

・・・と書きなおしてもいいでしょう。

========================
製法についての記事を?から連番で11/13現在?まで
連番で示しています。 目次として載せておきます
 現在のページを◆で示しておきます。

初めての方は?から順にどうぞ。

・4方陣
? http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=2013306
? http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=2017172
・5方陣について
? http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=2102712
? http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=2166770
? http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=2370334
・合成数の大きさの方陣
? http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=1948761
・立方陣について
 4立方陣
? http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=2393919
? http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=2552298
? http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=2730817
 8立方陣
? http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=2730921
・7以上の素数サイズの立方陣 
? http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=2750487
・11以上の素数サイズの完全立方陣
?◆http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=2824935
・5x5x5,6x6x6の立方陣も存在します。
? http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=2892234
・4次元方陣〜M次元方陣
? http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=2894212



・・・追記:上記の式は、Wikipediaにも転載しておきました。

コメント(4)

 はてな?

  各断面が汎魔方陣ならば、
  それは、汎立方陣(完全立方陣)である 

・・・・ということは、正しいのでしょうか?

 何か論理的なスキはないでしょうか、ここまでの説明のなかに、疑問点とか、説明不備な点とか、どなたか、カキコミください。


 ・・・・・だれからも、応答ないと、一番、気になります。

  あと少しだけ、書くネタとしては、★式を4次元以上に
  拡張した、4次元以上の超立方陣ですが、それを書いたら
  もう、このコミュニティは、閉鎖しようかとさえ思います。
Nの剰余系のもとでの、

124
241
412

の逆行列っていくつになるんでしょう?
有理数で逆行列を計算すると

-1/7 0 2/7
0 2/7 -1/7
2/7 -1/7 0

となりますから、
Nの剰余系では

a 0 b
0 b a
b a 0

7a = -1 (mod N)
7b = 2 (mod N)
という逆行列になるんじゃないでしょうか。

たとえば
N = 11だと (a = 3, b = 5)
N = 13だと (a = 2, b = 4)ですね。
なるほど。。。コメントありがとうございました。

  3次の逆行列の算出方法なんぞ、すっかり忘れております(^^ゞ
(習ったことあったのかしら^^;)

剰余系というのは、体(field)を成すということで、
四則演算が定義できるということで、行列演算もできる。
・・・・ということで、よろしいんですよね(^^;;;;


体って、なんだい^^; ガロア体とかって、全然しりません
          
   ((((((((o_△_)o サァーシラン

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