R.I.P.草間彌生(97)永遠の永遠の永遠へ
彼女の水玉やかぼちゃやミトコンドリア的なモチーフに魅了され、いろんな美術展に足を運んだ。直島や金沢21世紀美術館、松本市美術館にも行った。
つい今年もルイ・ヴィトン・メゾン大阪御堂筋5Fアートスペース「エスパス・ルイ・ヴィトン大阪」で草間彌生展を観たばかり。
中でも一番印象深いのは2012年に行った国立国際美術館での回顧展「永遠の永遠の永遠=Eternity of eternal eternity 」だ。
美術展のポスターに、本人が赤いカツラにトレードマークの水玉模様の服を着て登場。樹木希林に似ている。
本人の容姿がその作品と同じくらいインパクトのある人は、コシノジュンコか草間彌生か串カツ屋だるまのおっちゃんか(笑)。 このときすでに82歳という高齢にもかかわらず最新作をすごいボリュームで連発するその制作意欲パワーに圧倒されたものだ。
世界的な前衛芸術家として名声を確立して以来は、《ドット模様の連続といえば草間彌生》
という風に、もう彼女のネームバリューだけでいくらでもWORKSが量産できるので、アシスタントに作業させて彼女は最終的にサインをするだけという感じだったのではないだろうか。
死ぬまで絵筆を話さなかった、とあるが、実際全行程自分で肉筆で描いて仕上げることは年齢的に難しかったと思う。彼女ほどの巨匠ならアシスタントがたくさんいて、彼女の描いたラフをPCで作画して何通りものパターンを作ってそれを3D化して(設計図が必要)巨大な作品を作ってたんだろうと思われる。
まぁ私は草間彌生が世界的な現代美術のアーティストとして成功してから知ったわけだけど、生きている間にこれだけの評価されている女性アーティストってなかなかいない。
「ノーベル賞をもらえる一番の条件は長生きすること」と誰かが言っていたが、アート界でもそれはいえるかもしれない。
ルイ・ヴィトンとのコラボビジネスの成功とか、草間彌生という世界的なブランドがこれほど認知されるに至ったのは、彼女が超長生きし、死ぬまで活動をやめなかったからこそだろう。
草間彌生VOGUEの記事
https://www.vogue.co.jp/article/yayoi-kusama-history
「水玉の女王」と呼ばれる草間彌生は、85歳を過ぎてなお新しい挑戦をした。浮世絵版画職人たちとのコラボで、富士山の浮世絵製作に挑戦したり、「わが永遠の魂」シリーズでの量産。そして90歳を過ぎてから病室の中でつづけた製作が「毎日愛について祈っている」シリーズなど。
『草間彌生の生きざま自身が彼女の最高傑作だ』(ドキュメンタリー映画監督松本貴子さん)の言葉に妙に納得した。
草間彌生さん死去 97歳 公式サイトで公表「亡くなる直前まで絵筆を手放すことなく」 2016年には文化勲章…前衛芸術家として世界的評価【全文掲載】
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=8923817
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