お盆実家へ行った時に、元宝塚男役で高島忠夫夫人の寿美花代さんが亡くなった話をしていて、あぁもう90超えてたんだー、でも90超えててもまだ元気な人もいるよねー。岸惠子とか。。と母とまだご存命の往年の女優の話をしていたところだ。
岸恵子さん93歳だったのね。亡父と同い年だ。
母は芸能ニュースに詳しいがほぼ「徹子の部屋」を情報源にしている。黒柳徹子も90だけど、徹子さんが亡くなったら徹子の部屋はどうなるのだろう?アーカイブだけで番組継続できそうだけど。
10年ほど前から昔の日本の映画をよく観るようになったけど岸恵子さんのことは最初は母から聞いたように覚えている。ラジオドラマの映画化「君の名は」でヒロイン岸恵子が”真知子巻き”なるスカーフの巻き方を流行させたとか。
以下
岸恵子について書いた10年ほど前の日記
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【人生は近くでみれば悲劇でも遠くからみれば喜劇】2015年6月
NHKの朝イチに岸恵子さんが出演されていた。
いつの間にか女優だけじゃなくジャーナリストや作家にもなられていたようで・・。
原節子とともにaround70〜80男性の憧れの女性。相変わらずお美しい。奇跡の83歳。
美しさの秘訣を聞かれて「毎日がストレスや緊張感の連続だからだと思う」と言っていた。「することがなくなれば尊厳死を選びたい」とも言っていた。結婚し家庭を持ち今は孫に囲まれてとても幸せ、そういう人って緊張感がない。だから老けるのよ、とも言いたげだ。一理ある。気が緩むとお腹まわりも緩み、顔もたるむ。
しかしたとえばDVで日夜ストレスや緊張にさらされている人が美しさをキープできるか。借金や病気で苦労している人もやはり顔にあらわれる。久しぶりに会って老けたなと思う人はやはり苦労してるんだろうなと思う。だからといって苦労していない人がいいかというと、話がつまらない。人間に深みがない。外見の美しさだけではない人間としての魅力が伴ってこそ成熟した大人の恋愛ができる。彼女は50代くらいからの人生が一番いいと言っていた。中高年に元気を与える発言だ。
先週は谷川俊太郎で今週が岸恵子。連続で80代のゲストとは何か意図があるのか? まぁこの時間にテレビを見ている人はほぼ専業主婦か高齢者なんだが・・・。
岸恵子の著書「わりなき恋」は中高年のベストセラーになっているとか。
本の解説を読んでいて、主人公があと25歳若ければまるで大石静の「セカンドバージン」だなと思った。「セカンドバージン」はやり手の女性編集者(鈴木京香)が17歳年下の若手実業家の既婚男(長谷川博己)と恋に落ちる話。
「わりなき恋」は、国際的なドキュメンタリー作家・伊奈笙子69歳。
秒刻みのスケジュールに追われる、大企業のトップマネジメント・九鬼兼太58歳。
激動する世界情勢と日本経済、混沌とするメディア界の最前線に身を置く二人が、 偶然、隣り合わせたパリ行きのファーストクラスで、ふと交わした『プラハの春』 の思い出話……とある。
共通するのは、できる女とやり手の精悍な男。でなければ恋愛小説やドラマにはなり得ない(現実ではできるオンナも精悍な男もごく少数の選ばれた人間にすぎない)が、「運命の恋におちる」時のときめきは、誰にもいくつになっても訪れる(かもしれない)至福の瞬間であり王道なんだろう。
容赦なく過ぎゆく時に抗う最後の恋。
わりなき[理無き]は:道理にあわない、分別がない:つまり分別ある老齢になっても理性ではどうしようもない激情に翻弄される恋があるということか。
「わりなき恋」の主人公笙子は69歳。アラフィフの私には「最後の恋」までまだもう少し時間がある?(笑)。
「ひどい疲れというのは、休暇などでは癒されない。
ひどい疲れというのは、さらにもっとひどい疲れによって癒される」
こちらはイヴ・シャンピ(映画監督)の言葉だ。
イヴ・シャンピ監督は、岸恵子の元夫である。この言葉は彼女がNHK「ひるおび」にゲスト出演していたときに引用していた。
岸恵子は自著「わりなき恋」の舞台で全国を公演してまわっているらしい。なぜあんな小説を書いたのかという問いに、「だって老年期は枯れていく話ばかりで情熱的な恋愛の話がないじゃない?だから反骨に気持ちもあった」という。老いを感じさせない美貌の秘密を探りたくて老婦人たちが観劇に押し寄せているようだが。
彼女はほかにこんな話もしている。
「若く見えるんじゃないの。若いの。」 「見栄と上等のはったり」
「孤独というみちづれは、馴染んでしまえばファンタスティック」
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岸恵子語録ともいうべきか。これら示唆に富んだ言葉とともに岸恵子さんは後期高齢者に元気を与える存在であった。
あれから10年経ったのだなぁ。
と言うか50代からの10年と、80代からの10年は確実に違うのだ。
谷川俊太郎も90すぎて亡くなった。岸恵子さんと同い年でまだご存命は五木寛之。谷川俊太郎と同い年でご存命は山田洋次。
お盆休み中、アマプラで山田洋次監督の『東京タクシー』を観た。
俳優・岸惠子さん死去 93歳 『おとうと』『悪魔の手毬唄』市川崑作品で圧倒的な存在感 所属事務所が公表【報告全文】
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=8913385
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