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2024年05月07日10:30

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レースは、車の挙動を晒す、

レースは、車の挙動を晒す
 かつての日本でもスーパーカーブームが起こったことがあった。子供が街を走るスーパーカーを追っかけ回して写真に撮っていたイメージだが、実際、大人の中にも、スーパーカーを購入して乗っていた人もいた。今のEVで浮かれる中国は、かつての日本のスーパーカーブームのようだ。とんでもないカタログスペックに目を輝かせる。だが、実際、街を走るスーパーカーがスピードを出せる訳もなく、1速で、トロトロと走っていた。あまりにエンジンを使わないので、車に良くないとまで言われていた。子供がスーパーカーを自転車で追っかけていたのだから、どんな状況だったかお分かりだろう。スーパーカーは夢を売る車、夢を買う車。日本でもNSXなどのスーパーカーは作られたが、数は少ない。 日本では、やはり実用車、大衆車をメインに車は製造された。日本の車市場は、そういった市場だ。もう、スーパーカーを買ってはしゃぐような状況ではない。新しもの好きの金持ちは、高級なEVを買ってエコだと自慢したりはするが、オーバースペックの重くて、でかい車をわざわざ買っているところから、スーパーカーを買っていたお金持ちと根っこは同じ。いわゆる、大衆が欲しがる車ではなかった。一方で、日本では、走り屋が生まれた。走り屋は、昔からいたが、車好きの青年が多かった。本当に車が好きで精通していた。そんな彼らが求める車は、スーパーカーとは少し違う路線の車だった。それが、スポーツタイプの車だ。走りに特化した車。競技車両のベースカーとなるような車だ。グループAと言われるカテゴリーで、市販車を改造してレースを行っていた。だが、そのグループAも、GT-Rが、勝ち過ぎて終了してしまった。グループAが、無くなった理由は他にもあるのだろうが、レースにならないというのが正しいだろう。市販車レースでは、グループNがある。改造範囲は狭く、ほぼ、市販車と同じぐらい。それでレースを行うが、これが、結構、速い。競技車両を使ったレースは、プロのレーサーが乗る訳で、ラリーでは、アマチュアの参加も増えており、アマチュア向けのレギュレーションも考えられている。グループNの車種を見れば、性能の良い車が、どれなのか分かりやすいだろう。市販車と変わらない車でのレースは、面白い。MFゴーストも、そんな世界線のレース漫画だが、スーパーカーとは違ったリアルな戦いが展開する。レースが、公道で行われること、市販車でレースが行われること、タイヤに制限が設けられることなど、MFゴーストは、本当に、良く考えられている。EVも車の性能をアピールするなら、リアルなレースに参加するのが必然だろう。レースでは、極限状況での車の挙動が問われる。限界ギリギリを攻めて、そこでの優劣を競う。スピードを抑えて、走る分には、今の車は安全に作られている。滅多なことでは事故も起こらない。だが、街を普通に走っていては、現れない挙動もあって、それが、事故の原因になったりもする。スピードの出し過ぎ、雨などでの路面状況の悪化など、事故は、そんな時に起こる。それを現出させるのがレースだ。EVの事故は、レースでの実証が少ないのが原因の1つではないかと思われる。限界ギリギリの走りをした時に、その車が、どんな挙動を見せるのかは、知っておくべきだろう。そんな検証を消費者に課すのは、明らかに間違っている。
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