子供が生まれる前の予習として、”トレイシー・ホッグの赤ちゃん語がわかる子育て大全”を読み始めた。
また、子育て関係の記事や動画も見るようになった。
だいぶ新しい知識が増えてきたと思う。
それらはこれまで学んできたこととは毛色の違う知識であり、様々な気づきがあったのでメモがてらそのことを書き残しておこうと思う。
まず、子供に習慣をつけるという話があった。
これは食事、活動、睡眠のサイクルであり、体重・年齢などの要素で変化していくものである。
示唆があったのは、生まれたばかりの子供は習慣を持っていないから、親がきちんとした時間のサイクルを作るように動くことが肝要であるということだった。
子供が泣くたびに理由も考えずに授乳したり、あるいは睡眠をきちんと周期的に取らせない場合、よく話に聴くような夜泣きや不規則な生活リズムに振り回されることになる。
子どものリズムに合わせるのではなく、子どものリズムを親が作る責任がある、という発想に納得感があった。
また、子どもの関連付けの話も興味深かった。
例えば、授乳中に毎回寝る場合、子どもは授乳と寝ることが関連付けられてしまい、授乳されないと寝ることができなくなってしまう。
この時期の子どもは猛烈な速度で脳内のニューラルネットワークの学習を行っているのだと思った。
つまり、繰り返された少ない経験について、容易に過学習しているのだ。興味深い。
また、御茶ノ水女子大学の教授が出演している番組の中でデータに基づいて説明していた、子どもに見せる良くない動画についても学びが深かった。
幼児向けの動画がなぜか似たような不思議な感覚を覚えるのかとずっと感じていたが、その教授によると小さな子どもは物事の連続性を正しく理解できないらしい。
だから、カメラが切り替わるように撮られた動画を見ても映像の間の因果関係を理解できず、脳は正しいフィードバックが得られず、結果として学習が遅れるそうだ。
重要なのは連続的な因果を見てパターンを学ぶことなのだ。
確かに、現実の世界は連続している。
自分の動きに対してフィードバックを返してくれるし、遠くから歩いて来る人は突然目の前にワープしてくることもないから、現実の生活の中で子どもが学ぶことはとても連続的な因果を捉えやすくなっている。
しかし、動画のように意図的に編集された映像はそうではない。
子どもが見て大人しくなる、というふうに宣伝して幼児教育動画が多く世の中に溢れているが、この原則を理解したうえで使わなければ、意図せず子どもの発育への害悪になってしまいそうだ。
このような感じで、育児にまつわる勉強は色々な気づきがあって面白い。
これまで自分が知らなかったことが、また一つわかるようになってきた。
以上
【最近のGratitude】
・New Comer
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