自分磨きとしてのカーライフ

　4月2日火曜日。
　朝食後、珈琲片手に朝刊を読んでいたら一本の電話。
　数軒先の老作家が申し訳なさそうに「パン屋に行ってもらえないか」と。骨折をして家から出られなくなッたと言う。聞けば、我が家から歩いて5〜6分の行列ができるパン屋だった。羨ましい。
　もちろん引き受けることにして、作家宅へ行って1万円札を受け取ってのち、パン屋さんへ。既に予約をされていて、すぐに紙袋2つが用意されていた。8千円って、一般家庭のスーパー2回分だ。お釣りを銀行袋に収めてもらって帰宅。作家さんは恐縮していらっしゃったが、こんなお手伝いはお安い御用だ。ぼくが出来ることなら遠慮なさらずにどんどん頼んでください、と伝えた。
　午後1時半、湘南モールに向かってクルマに乘った。ラズリの下痢がかなり回復してきた。高齢犬用のプレミアムフードが功を奏したのだろうか。獣医に行くよりは安くつく。
　午後から気温が高くなったようで、喉が渇く。到着後、まずはフードコートに行って（無料の）冷たい水を飮んだ。
　クルマに乗る回数を意図的に増やしている。同年輩で自家用車を有する知人が少なくなった。いったんクルマから離れると、おそらく運転からも離れるだろう、と自分では思っている。
　湘南一帯、鎌倉から藤沢、茅ヶ崎一帯はどこもかしこも渋滞だらけで、しかも少し道路の視界が開けてくると制限速度+10キロで飛ばす。こういうエリアで普段ドライブをしている限り、日本全国、どこでも運転ができる。
　帰り道、スーパーに寄って、石川県産のブリとか、安物のパンを買った。うちの周りにはパンのガイドブックに載っている美味しいパン屋がたくさんあるのだが（苦笑）。