遅まきながらATOKパスポート

　4月1日、エイプリルフール。
　昨夜の零時前後と本日の正午前後を使って太宰治賞受賞作の『自分以外全員他人』を読了。朝日新聞の書評欄と「好書好日」で、著者西村亨の人となりが紹介されていて、共感できる作品ではないか、と期待度100パーセントで臨んだのだが、結論から言うと、主人公はただの壞れた精神の持ち主で、面白く読めたものの作品の質としてはまったく評価できなかった。読んだ本に対して悪口を言わない主義だが、道化を演じ続けた太宰治の名を冠した文学賞ということを思うと、最後は虚しさと哀しさが混じった印象になってしまった。こういう時は口直しが必要で、図書館で同時に借りた高橋順子さんの『夫・車谷長吉』を50ページほど読んだら、ようやく人心地がついた。
　先週末、黄砂云々の天気予報を見たものだから、車にワックスでも掛けようかね。
　午後2時半、ささっと洗車とワックス掛けをした。時間にして30分強。いい運動になった。運の悪いことに1時間後、大粒の雨が落ちてきた。こういうこともあるさ。
　夕方、ATOKパスポートをダウンロード（日本語入力のIME）。ATOKを使って30年になる。ユーザー辞書登録をこまめにやって、辞書自体も鍛えている。
　ATOKは2017年を最後に、買い切りからAdobeのアプリと同様、サブスクとでも言うのか月330円の課金方式になった。2017年のATOK for Macも使える。が、そろそろ潮時だろうし、更に進化しているという記事を多く目にしてきた。
　で、この日記も最新バージョンたるATOKを使っているのだが、あまり差は感じられない（笑）。まあ早晩、古いATOKは使えなくなるだろうから仕方ない。