決して、同情しているわけではない　844

あなたのいる場所は
例えるなら
水の影も全く見えない
気温100度の砂漠の荒野を
1人あてもなく、乾ききったのどで、
さまよっている最中だ。

また例えるなら、
弾丸が行き交う戦場で、
味方は1人もいない。
四方を敵に囲まれて
死を待つだけの状況と同じかもしれない。

今、あなたの所属している世界が、
あなたにとっては、世界の全てだ。
あなたは他の人とは、残念ながら違っていた。
普通の生活に憧れていただけなのに、
あなたにだけ神様は、意地悪をして
ほったらかしにしてしまったようだ。
普通に友達と仲良くして
普通にくだらない事言いあって、
笑いあいたかっただけなのに、
あなたの所属する場所は
あなたにとっては、とても、とても辛い場所になってしまったんだ。

おじさんにとっては、
うんと昔の時代になってしまったから
軽々しく言えるのも、あるかもしれない。
だけど、嫌なら、逃げちゃえば、いいよ。
逃げれる場所はあるかい？
お父さんか、お母さんに、話す事は、
できそうかい？
カッコ悪いなんて、思わなくていいんだよ。
あなたは、もう、1人で、いっぱい、いっぱい、十分に頑張ったから、
素直に、苦しいよって、正直に言える方が、もっとカッコいいよ。

そんな苦しい場所に、
あなたがまだいなければならない、
理由は全くない。
きっと、世界中のどこかに必ず、
そのままのあなたで、いれる場所がある。　　
あなたと仲良くなってくれる人は
世界中に、まだまだ、いっぱいいるから。　　

まずは、そこから、逃げ出そう。
そして、あなたの大切な、心と身体を
安心していれる場所に置いてあげよう。
ゆっくり、ゆっくり
心と身体が元気になるまで休めましょう。

あなたは、大切な人。
誰もあなたを傷つける権利は持っていないから。
大切な、大切なあなたを、
あなた自身で、
まずは、守ってあげて下さいね。