陽は舞い踊る甲子園2024〜20〜名将対決

今日の朝には中止かと思われた今日の甲子園は阪神園芸の神対応に加えて午後から見事に回復した天気によって素晴らしいグランドコンディションで第2試合は始まった。

そしてまるで第1試合の再現を見ているような展開となる。

創志学園の門馬監督、山梨学院の吉田監督。ともに複数の優勝経験を誇る監督が率いる両校。そしてこの試合に勝てば今日の第1試合に勝った健大高崎と戦うこととなる両監督はともにエースを温存した。次の準々決勝までは中1日。試合ごとにその強さが際立ってきた健大高崎戦を睨んでの先発起用のように思えた。

創志学園の先発は明星君、山梨は津島君。ともにサウスポー投手だ。

先攻の創志学園は初回に四球で走者を出すが無得点。その裏の山梨も安打で出塁するも牽制に刺され、2回の表の創志学園はこれも四球の走者が盗塁死。互いにちぐはぐな攻撃を繰り返すが2回の裏の山梨は2死から横山君が2塁打で出ると四球のあと平野君のタイムリーで1点先制。3回にも2死1塁から四球を挟んで3本の安打で3点を追加した。

創志学園は山梨の津島君に押さえられた。津島君は7回1死からこの試合3本目の安打を打たれたところでエースの櫻田君にスイッチした。決して津島君が悪かったということではない。３塁を踏ませぬ好投だったが1回戦から2日の順延もあり日が開いていることもあっての櫻田君の調整登板だったようにも見えた。

櫻田君は盗塁を許し1死2塁とされたが秦君の左中間を破らんかという打球をレフトが好捕し飛び出していた2塁走者を刺して併殺。9回には先頭に安打を許したが併殺。その後2塁打と安打を浴びながらも無失点に押さえて４−０で山梨学院が勝利した。

創志学園は最終回以外はチャンスらしいチャンスがなく序盤の失点が響いての敗戦となった。



2024年3月26日　第96回選抜高校野球　2回戦（於　阪神甲子園）
創志学園
000 000 000 = 0
013 000 00x = 4
山梨学院