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2024年03月25日18:32

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陽は舞い踊る甲子園2024〜16〜がんばれ能登

土日が雨で2日間の順延となった今年のセンバツ。唯一残っていた1回戦の試合は今日の第1試合となった。その試合は日本航空石川対常総学院。これが日程通り土曜日だったら、いや雨で流れても次の日曜だったら観客はずっと多かったはずだ。なんといっても今回の地震の被災地の中枢部である輪島市にある学校だ。しかも次の第2試合には同じ石川県の星稜が登場する。復興途上の地元の人はなかなか来られないにしても関西の石川県県人会や関係者たちは動員されたであろう。しかし今日は平日だった。小雨が降る中で始まったこの試合はそれでも常総学院を上回る応援団がアルプススタンドを埋めた。

常総の小林君は140キロ台後半のストレートを持つと評判だったが今日はほとんどが130キロ台だった。だが走者を背負った時に見せる投球は実に見事だった。

しかしこれに日本航空石川の猶明君は堂々と渡り合ったのだ。背番号11のサウスポーは5回まで0−0と小林君と互角に投げ合った。失点したのは6回。先頭を四球で出しボークで2塁を許すとバントで3塁に送られて犠牲フライで1点を失った。この犠飛も浅いフライだったがバックホームが少しそれたこともある。

ノーヒットで1点を奪ってくるあたりが強豪常総の底力だとは思うが、日本航空石川も最終回にチャンスを迎える。四球と安打で1死1・3塁のチャンスを作るのだ。内野はやや前進守備。そして河田君の打球はボテボテのショートゴロ。常総は併殺狙いにいく。併殺崩れなら同点だ。しかし併殺が成立して試合終了。

試合内容は互角、いやむしろ日本航空石川が押していたのかもしれない。しかし小林君は2回に1死から初安打を打たれた後で連続三振。4回は2死1・3塁から三振。7回は1死3塁から三振と内野フライに討ち取っている。そして最終回のピンチは併殺で切り抜けた。

決勝点は無安打での得点であり互いに放った安打は5本ずつだった。結局は試合巧者ぶりが試合を決したのかもしれないが、今日投げた猶明君も長井君もエースナンバーを背負った蜂谷君もみんな2年生だ。野球の練習以上に彼らがこれから背負うものは計りしれないが、だからこそ彼らには前を向いて頑張ってほしいと思う。



2024年3月25日 第96回選抜高校野球 1回戦(於 阪神甲子園)
常総学院
000 001 000 = 1
000 000 000 = 0
日本航空石川

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