3年前は戦略にハマっていて、なにか戦略を考えられそうな、戦略を感じられる題材を見つけた時は時間をとっていろいろ考えていた。
当時読んでいた両利きの経営やオープンクローズ戦略、ダブルハーベストといった書籍の影響を多分に受けており、大きな構造を理解したり設計することに魅せられていたのだ。
一方、最近ではそういった本や記事を読んでも以前より熱中しなくなったように感じる。
関心の重心が変わってしまったのだろう。
では、今の私の関心の重心はどこにあるのだろう? と疑問に思ったので言語化していきたい。
こういう重心の変化は会社に入ってからこれまで何度も経験してきた。
不思議と会社に入る前はそういう変化は少なかった。
日々変化するなにかに取り組むようになって、自分自身が影響されているからなのかもしれない。
会社に入ったときの最初の関心事は”業務革新”で、その次は”機械学習”、そして”データサイエンス”、”戦略”、そして今は”組織”に関心を持っている。
もちろん、過去に通り過ぎた関心ごとも全く無関心になった訳では無いが、積極的に情報を拾いに行くことはしなくなったと感じる。
飽き性なのかもしれないが、今の関心事に集中するためには悪くないと思っている。
現在の関心である”組織”は、それ自体の性質にも興味があるし、機能不全になる原理にも好奇心を感じるし、どう導いていくべきかというリーダーシップにも面白みを感じる。
広がりのある悪くない関心事だ。
ひとつ前の関心事である戦略はなかなか実践の場がなかったが、組織は実践できる。
殆どの場合、組織は自分の影響の輪の中にあるし、多角的な問題や可能性を持っている組織はいつでも面白いことに溢れている。
DAO(分散型自立組織)に興味を持ったのも、こういった組織への関心からきている。
組織がこれまで持ってきた課題をDAOの仕組みはどう変えられるのかが最初の関心で、次の関心はそこに集まってくる人への関心だった。
1つ目は組織の仕組みについてで、こちらはスマートコントラクトと呼ばれるような自動的に組織が調整される仕組みに興味があったが、実際問題これは難しいようだった。
というのも、人間が活動するという前提において、そういった自動的な調整は機能しにくいからだ。
2つ目は人で、DAOに定着している人はその人自体が自律的だと感じたことだ。
組織の自律性というコンセプトとずれているが、面白い現象だと思った。
DAOについて語っていたらいつまでも時間が経ってしまって仕方ないので細かな言及はしないが、概ね私の関心事はこのように変化していっている。
この流れで行けば、私の次の関心事は人になるだろう。
悪くないテーマだと思う。
振り返ると何かを経験し、考えを深めて行くことで関心事の重心がシフトしていくのを感じる。
関心の振り幅は0-100ではなく、30-70あるいは70-30みたいに、重心が移り変わるように徐々に変化していく。
そういった関心ごとの変化を感じた今日このごろ。
以上
P.S.
これまで長らく、ですます調で文章を書いてきたが退屈になってきたので、これからだである調も混ぜて週記を書いて行こうと思う。
【最近のGratitude】
・Recover
My wife’s health, which had been poor for a long period due to morning sickness, has begun to recover. I leave behind words of gratitude that are beyond expression.
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